アノニマ・スタジオWebサイトTOP > アノニマ・スタジオ 春の絵本2019

出会いと別れの季節、春。
今こそエールを贈りたい大切な人へ、絵本をプレゼントしてはいかがでしょうか。
アノニマ・スタジオの絵本ラインナップの中から、この春におすすめのタイトルをお届けします。

<最新刊>2019年4月下旬発売予定
ユーモア&アイロニーに笑みがこぼれる
どうぶつとわたしたちの世界

どうぶつたちのナンセンス絵本

作:マリー・ホール・エッツ
訳:小宮由
本体価格1600円(税別)

『もりのなか』、『わたしとあそんで』などのロングセラーがよく知られている人気絵本作家マリー・ホール・エッツ未邦訳作品を刊行します。ニューヨークの出版社ヴァイキング・プレスで、名編集者とともに様々なジャンルの表現に挑戦していたころの一冊。動物を愛し、ユーモアを大切にしながら、人生を大きな視点で捉えていた彼女ならではの「ナンセンス」が本の中に満ちあふれています。良作の翻訳で名高い小宮由さんによる、初めての詩の翻訳。エッツらしい世界観を、リズム感のよい訳文で存分にお楽しみください。


『どうぶつたちのナンセンス絵本』詳細ページへ>

9さいのあなた、9さいにあこがれるあなた、
かつて9さいだったあなたへ

世界はまるい

文:ガートルード・スタイン
絵:クレメント・ハード
編:マーガレット・ワイズ・ブラウン
訳:みつじまちこ
本体価格1600円(税別)

20世紀を代表する作家、ガートルード・スタイン唯一の児童文学作品を、1939年刊行のオリジナル復刻版で初邦訳。バラ色ピンクとブルーの2色で描かれたクレメント・ハードのイラストが、お話とともに想像をかきたてます。思考の流れのように、イメージの連なりをそのまま文章化したような独特の文体は、翻訳でも健在。ぜひ、声に出して五感で楽しんでください。はじめての海外文学としてもおすすめです。


『世界はまるい』詳細ページへ>

読んで、作って、楽しめるメアリー・ポピンズの世界

台所のメアリー・ポピンズ
おはなしとお料理ノート

作:P.L.トラヴァース
絵:メアリー・シェパード
おはなし訳:小宮由
お料理訳:アンダーソン夏代
本体価格1600円(税別)

「メアリー・ポピンズ」という名前を、聞いたことはあるけれど、お話は読んだことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。児童文学の定番であり、多くの読者が世界中にいるシリーズの主人公です。この本には、ファンの方であればより楽しめ、はじめて出会う人には「入門」になるようなお話の世界が1週間分に凝縮されています。そして一番の特徴は、メアリー・ポピンズのお料理ノート。子どもだけで出来る簡単なメニューから、大人もはじめて挑戦するようなイギリスの伝統料理、読むだけでもいろんな想像が膨らむレシピをお楽しみください。


『台所のメアリー・ポピンズ』詳細ページへ>


本を愛する人、これから本に出会う人へ

もしぼくが本だったら

文:ジョゼ・ジョルジェ・レトリア
絵:アンドレ・レトリア
訳:宇野和美
本体価格1800円(税別)

ポルトガルで生まれた「本」の絵本。「もしぼくが本だったら……」からはじまる詩的な28 のエピソードが、「本」自身の視点から語られます。13 言語で翻訳され世界中で愛されている作品、待望の日本語版。詩人の父親とイラストレーターの息子、親子ふたりによる共作です。


『もしぼくが本だったら』詳細ページへ>

さよならがはじまりになる、心あたたまる物語

キツネと星

作・絵:コラリー・ビックフォード=スミス
訳:スミス幸子
本体価格2800円(税別)

ひとりぼっちの臆病なキツネが、唯一のともだちである星を探すために勇気をだして一歩踏み出す、シンプルで奥行きのあるストーリー。イギリスで刊行されて以来数々の賞を受賞し、世界10ヵ国で翻訳され、世界中で愛されています。
色彩や絵柄、布貼り上製の装丁まですべてが美しいこちらの作品は、イギリスの老舗出版社でエディトリアル・デザイナーとして活躍する著者が手がけたはじめての絵本。 大人から子どもまで、とびきりの一冊を贈りたい人へのプレゼントにおすすめです。


『キツネと星』詳細ページへ>

自然のなかへ、本といっしょにでかけよう!

自然あそび フィールドブック

文:ケイ・マグワイア
絵:ダニエル・クロル
訳:さいとうみわ
本体価格1500円(税別)

小さな冒険家のための「あそび方」ガイド。 一歩外へ踏み出した瞬間から、自然の世界は広がっています。絵本『自然のとびら』の作家たちが、「ぬりえ」「さがす」「つくる」「あつめる」など季節にそった遊び方を紹介します。あちこちに用意されている書き込みスペースに思い出を記録していけば、世界にひとつだけの本のできあがり。春こそ、驚きと発見に満ちた美しい自然の世界へ、でかけてみませんか?


『自然あそび フィールドブック』詳細ページへ>

自然はいつも、とびらをあければすぐそこに

自然のとびら

文:ケイ・マグワイア
絵:ダニエル・クロル
訳:さいとうみわ
本体価格2800円(税別)

30cm四方の大判80ページ、ゆったりと楽しめる図鑑のような美しい絵本。庭/野菜畑/森/農場/畑/池/果樹園/街の8つのフィールドで、四季折々に見られる情景が描かれています。色彩豊かなイラストとともに、生き物たちの生活や変化をこまやかな文章で伝えてくれる一冊。 入園・入学の贈り物にもおすすめです。
2016年第5回「街の本屋さんが選んだ絵本大賞」第2位 / 2016年第7回ようちえん絵本大賞受賞!

『自然のとびら』詳細ページへ>

なかなか まきばのなか だーれだ?
わたしはひなげし

本のなかには

文:ファニー・マルソー
絵:ジョエル・ジョリヴェ
訳:うちださやこ
本体価格2400円(税別)

フランスの作家による画集のような絵本。「リノカット技法」で表現された版画調のイラスト中には、さまざまなものたちがいろんなシチュエーションで描かれています。 すべてのページにある「なかなか○○のなか だーれだ?」「わたしは●●」という言葉のリズムが心地よく、絵を見ながら宝さがしのようにも楽しめます。大判で76ページのボリュームがあり、「本のなか」でじっくり時間を過ごせる作品です。

『本のなかには』詳細ページへ>

かんがえる れんしゅうを しよう!

あいであ

こうのあおい
本体価格1500円(税別)

平和に暮らしていた動物たちの村に、とつぜんふりかかるアクシデント。たいへん!どうしたらいいの?時代を選ばないミニマルなイラストで描かれた動物たちが、いきいきと“あいであ”を出しあいます。みんなで考えること、手を動かすこと、行動すること——シンプルに大切なメッセージを伝えます。

『あいであ』詳細ページへ>

作曲家プロコフィエフの作品が
こうのあおいさんのイラストで絵本に!

ピーターとおおかみ

著:セルゲイ・プロコフィエフ
絵・訳:こうの あおい
本体価格1800円(税別)

子どものための音楽作品として名高い『ピーターとオオカミ』に、こうのあおいさんがイラストを描き下ろした一冊。少年ピーターが小鳥と力をあわせ、ずるがしこいオオカミを捕まえる、民話をもとにしたストーリーは、世界中の子どもたちはもちろん、大人たちにも広く愛されています。音楽のように、お話がひとつの流れとして感じられる「じゃばら」造本仕様。

『ピーターとおおかみ』詳細ページへ>

<しかけ絵本>
まほうのルーペで見る
ふしぎな世界

ルージュベックのだいぼうけん

作:アガット・デモワ&ヴァンサン・ゴドー
訳:うちだ さやこ
本体価格1900円(税別)

シンプルな赤と水色で描かれたイラストを、赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」でのぞくと、もうひとつの世界が見えてきます。思いがけないことがおきていたり、かくれていたり、ページをめくるごとに湧き出てくるいろんなストーリー。スタイリッシュな装幀やイラストは、プレゼントにもぴったりです。赤いくちばしのとり・ルージュベックと旅する道すがら、どんな世界が見えるでしょう? 世界10カ国で翻訳されている大人気のしかけ絵本です。


『ルージュベックのだいぼうけん』詳細ページへ>
<しかけ絵本シリーズ最新刊>
学ぶことが楽しくなる!
最新傑作しかけ絵本

発明絵本 インベンション!

作・絵:アクセル・ドッペルト
訳:ウエダノブユキ
本体価格3000円(税別)

火、時計、鏡、医学、写真、点字、電話などなど、太古の昔から人間はたくさんのインベンション(発明)をしてきました。生活に大きな変化をもたらしてきた18の発明とその歴史を、それぞれに趣向を凝らしたユニークなしかけで楽しむ、ポップアップ絵本の傑作が登場です。翻訳は「プレイフル・ラーニング」提唱者の上田信行氏。絵やしかけを楽しみながら、日々の暮らしに身近な発明の数々に、あらためて興味が広がります。子どもはもちろん、わくわくする気持ちや創造性を忘れずにいたい大人へのプレゼントにもおすすめです。

——“未来を予測する最善の方法は、未来を発明することだ”。これは、パーソナルコンピュータの父と呼ばれるアラン・ケイのことば。ぼくがこの言葉に感激したのは、誰かが何かを発明してくれるのを待っているよりも、欲しいものは自分で作っちゃえばいい! と思ったから。こどもだけでなく、発明マインドを持ちたい大人にも読んでほしい絵本です。
—上田信行(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科特任教授)


『発明絵本 インベンション!』詳細ページへ>

ぼくの おじいちゃんの いちにちは、
とっても たのしそう!

ぼくのおじいちゃん

作:カタリーナ・ソブラル
訳:松浦弥太郎
本体価格1500円(税別)

「ぼく」はおじいちゃんが大好き。いつも忙しそうなお隣さんとはちがって、ゆったりしているおじいちゃんの暮らし。「豊かな時間」ってどんなだろう?——子どもにはもちろん、忙しい毎日を送る大人、普段絵本を読まない男性にも贈りたくなる絵本。ポルトガル人作家、カタリーナ・ソブラルらしい魅力的な色彩で描かれた版画調のイラストと、松浦弥太郎さんのやさしくユーモラスな訳文が響き合います。

『ぼくのおじいちゃん』詳細ページへ>

命の力あふれる巨大な一枚の絵が、本の中で成長してゆく

水の森

高田裕子
本体価格2000円(税別)

屋久島で暮らし、精緻な作品を生み出し続ける画家、高田裕子さん初めての絵本。一滴の雫、広がる波紋、芽吹く植物、根をおおう苔たち・・・・・・圧倒的に美しい緻密な画面から悠久の時間が感じられます。100号サイズのキャンバスに向かい、1日10時間の制作を4ヶ月続けて生まれた渾身の作品は、描き上がるまでの過程ひとつひとつもとても美しく、生命が生長してゆく物語となっています。失われてしまう制作過程を記録して生まれた画期的な絵本。

『水の森』詳細ページへ>

きびしいけれど、恵みぶかい島——屋久島。
ここが、わたしのいる場所だ・・・

わたしは樹だ

文:松田素子
絵:nakaban
本体価格1500円(税別)

全体、つながり、バランスなどの意味をもつ「ホリスティック」をテーマにした絵本。樹は、ひとりで育つのではありません。新しい命(たね)の苗床となる倒木、光と水、さまざまな動植物や目には見えない小さな菌まで、あらゆるものの助けがあってこそ大きな樹へと成長することができます。つながり支えあう世界の中で、「いまここにある」ことの喜びに気づかせてくれます。転機を迎える人にエールを贈りたいときにおすすめ。

『わたしは樹だ』詳細ページへ>

だれもがしあわせな眠りにつける絵本

おやすみなさい

作:V.アラジディ C.ペリシェ
絵:E.チュクリエール
訳:カヒミ カリィ
本体価格1300円(税別)

しずかなしずかなおとがきこえるかしら? それはね、よるのおとですよ——夜空がゆっくりと深い色にかわっていくように、静かな響きの言葉が、子どもたちを夢の世界に連れていってくれる絵本。カヒミ カリィさんによる優しいリズムの翻訳は、ぜひ声に出して読んでください。

『おやすみなさい』詳細ページへ>

アノニマ・スタジオWebサイトTOP >  アノニマ・スタジオ春の絵本2019