アノニマ・スタジオ

貯蔵庫

2009年7月から12月のトップページの記録です。
イベント情報などは過去のものです。
さらに以前のものはこちらから。
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2004年 9〜12月   
………………………………………………………………………………………………………

12月24日
冬休みのチクタク食卓
先日発売になった、高山なおみさんの『チクタク食卓 下』。
発売に合わせて、たくさんのお店でチクタクコーナーを作ってくださっています。
(書店さん、雑貨店さん、ほんとうにありがとうございます!)


大掃除も終わって、少しのんびりとできる年末年始。
畳に寝転がったり、こたつに入ったりしてチクタクタイムなどいかがですか?
下巻にはお正月料理の作り方も載っているので、いまの時期とくにおすすめですよ。


おせちをつまむのに、テレビを見るのに飽きたら、
本屋さんに出かけてじっくり本を探すのも、定番・お正月のたのしい過ごし方。

チクタク食卓の展示やフェアにからめて2軒ほどご紹介をすると、

ticktack
こちらは、青山ブックセンター本店さん。
イベントのときにお邪魔させていただいたり、よくお世話になっている、
地下にあるザ・ABC(Aoyama Book Center)。

今回も、上巻のときに引き続き、さらにパワーアップしたスイセイさんによる
「ジオラマ」が見られます。ぜひ行って、見てみてください。すごいですよー。

(あえて「引き」の写真です。ぜひ実物を!)

ticktack
こちらは、ヴィレッジヴァンガード下北沢店さん。
定番の黄色いポップですが、はっきり言って、近くに行ったときは
読むために行ってもいいくらいの価値アリ、です(あえて文面は書きません)。
長居もたのしいので、冬休みにもよさそうですね。

そのほか、実は、チクタク下巻の丸いパネルを、
スタッフで指にマメを作りながら全国にお送りしました。
もしかしたらよく行く本屋さんにコーナーがあるかもしれません。
「関東じゃないから、残念……」という方も、
ぜひ年末年始の読む本探しのついでにでも、
近くの書店さん、雑貨店さんで探してみてください。

また、吉祥寺の「百年」さんでも、「わっ!」という展示があるそうです。
こちらもぜひ。

布団にくるまって本を読むのは、どうしてあんなに幸せなんでしょうかね……。
濡れるのであまりおすすめしませんが、お風呂で読むのもけっこう好きです。


12月21日
灯台1号、帰ってきました。
鹿児島から屋久島へと渡った「旅する灯台」1号が帰ってきました。
予定を大幅に遅れての帰還の訳は……迷子になっていた訳ではありません。
当初一週間を予定していた屋久島・散歩亭さんでのフェアが好評のため延長、また延長。
結局は12月半ばまで開催していただいたためです。

sanpo
散歩亭さんは、屋久島で二番目に大きな町・安房(あんぼう)の河口近くにある
カフェレストラン。
散歩亭の名前は「St.Pote(サン・ポーテ)」=「聖なる港」から取られたものとのこと。
私たちの灯台は、まるでこの地を求めて旅を続けていたようではありませんか。
通常は夜のみのお店ですが、フェア期間中限定でランチを営業してくださいました。

sanposanpo
明るい店内には、夜の時間とはまったく違う時間が流れています。
皆さん、ゆっくり、じっくり、本を手にとって味わってくださっています。
そしてランチ! アノニマの本のレシピを再現して作ってくださいました。
まさにスペシャルです。

sanpo
sanpo

こちらは「洋プレート」。目にもお腹にも大満足なラインナップです。

ランチを企画してくださったうららさん、感謝! です。
ちなみに夜はこんな雰囲気。
sanpo
大人の雰囲気のなか、男性のお客さまにたくさん本を手にとっていただけたのも、
今回の収穫です。


安房川に浮かぶ船のような、夜の散歩亭。
「行っちゃうのかあ〜 灯台がいなくなって寂しくなるなあ」
撤収の夜、お店の皆さんが灯台に別れを惜しんでくださいました。
ここに留まりたい気持ちも、もちろんあります。
でも、次の場所に行くからこそ、の「旅する灯台」。
新たな出会いを求めて、また旅に出ます。
ではまた、いつの日か!
屋久島の皆さん、さようなら。
sanpo


12月20日
「旅する灯台」の前川秀樹さん、個展開催中です。
ulger
全国の書店さん、雑貨店さんなどを巡っている「旅する灯台」の生みの親、
美術作家の前川秀樹さんの個展が25日まで開催されています。
前川秀樹 像刻展 「ウルゲル ulger」
区画整理などの事情で切り倒された木々が前川さんのもとに集まってきます。
動かない木は、その場所から通り過ぎる時間をじっと見つめています。
その樹木に秘められたその記憶を、物語を掘り起こした像刻たち。
「旅する灯台」とはまた違った前川さんの世界を、ぜひご覧ください。

ulger
そして、初の作品集『ヴォメル VOMER』が発売になります。
1月のリリースを前に、会場では先行発売中。
26日には、作品集の撮影を担当した首藤幹夫さんのスライドによる幻燈写真上映会と
前川さんによるトークも開催されます。こちらは限定50名だそうです。
チケットは展覧会会場にて発売。お早めにどうぞ。

12月18日
子育てママの食育レッスン

『たのしいエプロン』の森かおるさんが
読売新聞(関西)のweb記事に出ていると教えてもらいました。
(※動画、windowsのみのようです)
この里芋のむき方は、まさしく森先生の……!
「たのエプ」ファンのみなさま、どうぞ見てみてください。
京都の子育て支援NPOさんの料理教室だそうです。
こんなページもありました。 京都のお母さん方、ご参考にどうぞ。

それにしても、ITの進歩は便利ですね。

12月15日
『チクタク食卓』2冊そろいました
ticktack
高山なおみさん『チクタク食卓』の下巻が
ついに、満を持して登場しました。お待たせしました!

上巻の読者カードで「『中』は出ないのですか?」と書いていただいたり、
びっくりするほど幅広い年齢の方に読んでいただいたり、読みこんでくださっていたり、
思わぬところで思い切り読みこまれ愛されている一冊に出会ったり、
すごいなあ、と思うことしきりでしたが、遂に、2 冊そろいました。

並べると、性格のちがうふたごみたいです。

下巻には、お正月料理の作り方もあり、
持ってみると、ずっしりとした感じがあります。
7月から翌年1月までを収録で、だんだん季節が変わっていくのが目に見えるようです。
上巻はみそや梅干しなどの季節の保存食が載っていて、
1月から6月までの収録です。フランスのときのこともあります。
(上下合わせて『日々ごはん』6〜8巻に対応しています)

そろそろ、全国の書店さんに届いている頃でしょうか。
見つからないときには、書店さんで注文することもできます。
ぜひ、ひもといて、読みこんでみてください。
大事な一冊にしていただけたら、日々の食卓や来るお正月のお役に立ったら、
ものすごく嬉しく思います 。


12月14日
連載、いかがですか?

rensai
知っていらっしゃいましたか?
ずっと更新がストップしてしまっていたアノニマ・スタジオの「連載」ですが、
じつは、今年の秋頃から、すこしずつはじまっています。
中川ちえさんによる『瓢箪からコーヒー』、
吉田佳代さんによる『不思議な友人』、
上路ナオ子さんによる『毎月、旅、ひとつ。』
に加え、おのゆうこさん『ちよがみこうかん』がはじまります。
まだご覧になっていない方は、ぜひ、ご覧になってみてください。
月に1度程度、のんびり更新しています。
面白いです、よ!!


12月2日
チクタク食卓・下巻
ticktack
高山なおみさん『チクタク食卓』下巻の印刷のため、印刷所へ行ってきました。
刷り上がってきたものを見よう見まねで折ってみて、
ほら、途中。
ものすごくワクワクします。
(印刷所のみなさま、本当にありがとうございました!)
12月中旬には全国の書店さんに並ぶ予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。



12月1日
カディの柿渋風呂敷
furoshiki
今朝、小さな小包が届きました。
12月のワークショップでつくるの風呂敷の見本を
早川ユミさんがさっそく送ってくださいました。
大判だけれどふわりと軽やかなのは、インドの布カディ独特の質感と
ユミさんが描いたおおらかな模様だからでしょうか。
光にかざして風にゆれるところを見たら、
スカーフのように巻いてみたくなってきました。
furoshiki
(うれしくて届いてすぐにそのまま写真を撮ったので、
ちょっと折りじわがついたままでごめんなさい)
こんな風呂敷がつくれるワークショップ
「早川ユミさんの柿渋染めのちくちく風呂敷つくり」は19日(土)に開催です。
まだもう少し予約をお受けできます。
ユミさんから教えていただける、カディを使った柿渋染めの体験はなかなか貴重な機会です。
「なんだかよさそう」と思った方、くわしくはこちらをどうぞ。


11月27日
花鳥風月客
ippodou
京都の「一保堂」さんのお茶教室、第4回目「茶香服」が開催されました。
茶香服。ちゃかぶき、と読みます。簡単にいうと、お茶当てゲーム。
始まりは南北朝時代までさかのぼり、今でも茶の湯や趣味娯楽で楽しまれる一方、
茶業界では鑑定技術を競うものとして残っている「競技」だそうです。
今回は一保堂さん流の茶香服。一保堂さんで扱っている5種類のお茶を使います。
ippodou
各自に花鳥風月客と書かれた札が配られています。
花は玉露・甘露、鳥は玉露・碧雲、風は煎茶・嘉木、月は玄米茶、客はほうじ茶、
というふうに今回使うお茶をそれぞれ指しています。
一保堂製造部のなべしまさんのユーモアあふれる説明を聞きながら、
それぞれの色、香り、沈殿物(茶碗にたまっている細かな茶葉)の特徴を
舌、鼻、目を使って覚えていきます。 
「でもね、それぞれひとつずつをちゃんと覚えようとせんでもええんです。
これは好きやなっていうのを決めて、
それかそれちゃうかで区別しはったらすんなりいきますよ」
ippodou
そして本番スタート。
煎じ手さんが小さな茶碗にさーっとお茶を注いでいくそばから
配り手さんが、各テーブルにどんどん配ってくれます。
手元に置かれたら、まずは香り。これは甘露かな。
それから色を見ます。山吹色だけど碧雲だろうか、嘉木だろうか。
最後に確認のために味をみて……、としているうちにもう、投票箱がまわってきます。
ippodou
ここに、いま出されたお茶だと思う札を入れます。
う〜ん、嘉木のような気がします。「風」!
そして次のお茶を煎じ手さんが入れてはじめている……というのを
4種類(残り1種は必然的に決まるので)やって1回目が終了。
これを2回戦。

すべて当たりの満点を「皆点」、そして、0点は「ちょっと」というそうです。
ネーミングも独特なふくみのようなものがある、お茶の世界。
ippodou
お抹茶と京都の和菓子屋・聚洸さんの「霜の花」(今回のイベント用特製!)を
いただきながら、おまちかねの結果発表。
なんと「皆点」の方が3名もいらっしゃいました。おめでとうございます!
室町時代の全盛期には、ギャンブル性もあったというこの「茶香服」。
独特の優雅な仕組みと高揚感、またやってみたいなと思わせる後味。
たしかに、とうなづけます。

一保堂さん、「茶香服」第2弾をぜひお願いします。
「ちょっと」だったみなさん、「皆点」目指して再チャレンジしてみてください。
みなさま、ありがとうございました。


11月25日
いざ鎌倉
otera
ある秋の日、鎌倉へでかけました。
来年刊行予定(できるかな)の、お寺と神社の本の取材のため、です。
朝は雨でしたが、辿り着いてからはすっかり上がって、
光が反射して、とてもきれい。
江の電にも乗って、いくつかお寺と神社を巡りました。

鎌倉、なんども行っていると思うのです。
この方にも、前に一度お会いしています。
otera
こんにちは。
「晴れましたね」「ええ、すっかり晴れました」

晴天の夏の日もいいけれど、雨のあとの秋晴れもなかなかです。
大仏さまの中にも、20円で入れます。
(晴れた日には、中から壁をさわると温かかったり…)
ここは寛容なところで、お弁当を広げる小さい子供たちもいるとか。
厳粛な、というよりも、明るい空気がしっかりあります。
この大仏さまは、鎌倉時代につくられたまま、だそうです。

鎌倉みやげに、大仏観音せんべい。
in-kyoの中川ちえさんにおすそわけしたら、 ほら。
otera
後光みたいな。

食べづらくなってしまいました。


11月21日
な・すんじゃさんの「季節のキムチ・ナムル教室」第9回
soonja
恒例イベント、な・すんじゃさんのキムチ・ナムル教室。
9回目の今回は、ふたたびキムヂャンキムチ(白菜キムチ)です。
アノニマ・スタジオのキッチンの机も、唐辛子の赤がつかないように
ビニール袋できっちりと保護をして、準備万端。
季節ならではの寒さもありますが、気持ち良いくらいの晴れ。

毎年韓国でも、11月終わりに近い、まさに今日のような日に、
多くの家庭で白菜キムチを漬けるそうです。
大きなトラックがやってきて、沢山の白菜と、
白菜の量に応じたアミの塩辛などの必要な材料一式を持ってきてくれるとか。
2日がかりの、冬をむかえる大仕事です。

そうなのです。白菜キムチはじつは、本来ならば2日かけてやるもの。
前日に白菜に塩を振る、というのが第一工程。
けれどキムチ・ナムル教室では、さすがに2日がかりはたいへんなので、
今回も前の日に、すんじゃさんがアノニマ・スタジオに来てくださって、
白菜に塩を振っておいてくださったものを使います。
きれいに並んで水をきられている白菜は、なんだか去年見たような光景。

となりの「ガレージ」で、漆作家の宮下智吉さん個展の展示が行われているのが、
ことしのちょっとした違いです。キムチ作りをしながらこんな風景も、なんだかたのしい。
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(じつはあとでキムチとごはんをいただくときに、漆の器を使わせていただきました。
 ものすごく手になじんで、いいなあー、ごはんはおいしいなあー、という器)


そして、やはり塩の振り方も大事な部分。
家に帰っても作れるように、すんじゃさんが白菜への塩の振り方を説明してくださいます。
ただ塩を振る、といっても、目の前で見るのはやっぱり違います。
ぱらぱらと落ちた塩もきれいに使い切って、塗ります。
手の動きも、リズムのようなものも、見ておきたい。
家に帰って来週の週末に、復習しようかな……。

soonja
とにかく切る量が多い白菜キムチですが、テーブルごとのチームワークで、
てきぱき、ぐんぐん出来上がってゆきます。
セリを切って、梨を切って、ニラを切って、魚介類を切って……。

男性の参加はあまりないアノニマ・スタジオの料理教室ですが、
白菜キムチには、毎年少しずつ男性の方の参加もあります。
キムチ作りは一人でやるより、二人やみんなで喋りながらやるのもたのしいもの。
いっぱい作って、みんなで待って、数ヶ月後にキムチを使ってキムチチゲ、
なんていうのもたのしそうです。

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白菜の間にはさむ薬念(ヤンニョム)を作って……

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きれいに巻いて、完成!

できたばかりのキムチをつまんで(塩は強いけれど、これはこれでまたおいしい)
あとはすんじゃさんがお味噌汁を作ってくださって、みんなでいただきました。
(煮干しはRelishでも売っているうね乃さんのもの。
 ものすごく旨味があっておいしい。毎日のおやつにしたいくらい)
白菜キムチは、家に持って帰って、じっくりできあがるのを待ちます。
たのしみです。

2回の教室を終えて、すんじゃさんが「今年も白菜キムチを無事つくれました」
とにこやかな顔でおっしゃっていました。これで年を越せます。
白菜キムチ作りがみんなでできるというのは、一年を無事に過ごせたことを、
証明してくれるような、そんな、うれしいイベントだそうです。
アノニマ・スタジオでも2回目ながら、またこの季節がきたなあ、と
うれしい気持ちになれた日でした。
少し待ったら、おいしいキムチも食べられます。

お越しくださったみなさま、すんじゃさん、ありがとうございました。
来年もまた同じ頃に、すんじゃさんの白菜キムチ教室、ぜひやりたいです。


11月19日
灯台1号はいま
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灯台1号、南に旅を続けています。

11月13〜15日 鹿児島・Bakery / Cafe Chanaan

かばんひとつで移動本屋さんをされている 「本屋の寅さん」が、
灯台1号をつれて、鹿児島・Bakery / Cafe Chanaanで、
アノニマ・スタジオ灯台フェアを開催してくださいました。
国産小麦、種子島産の洗双糖、自家菜園の無農薬の野菜などを使用した
素朴でおいしそうなパンと一緒に、アノニマ・スタジオの本が並びました。
toudai
こんなふうに、丁寧に作ってくださった袋も……

11月18〜30日 屋久島・散歩亭

鹿児島から、屋久島へ。灯台1号がやってきたのは、散歩亭。
なんと、本屋の寅さんが、灯台一号を担いで海を渡り(!)
散歩亭さんに手渡しで運んでくださいました。
散歩亭は屋久島で33年のカフェ&バーです。
屋久島で、こんなにアノニマ・スタジオの本が見られる機会はなかなかありません!
こちらは11月30日まで続いています。ぜひ訪れてみてください。
(夜など、特に美しいそうです)


11月15日
たのしい東京行脚
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料理教室の次の日、森さんといくつか都内の書店さん、雑貨店さんを廻りました。
ポップを書かせていただいたり、Relish新聞をお渡ししたり、
かなり目立つように置いてくださっていてびっくりしたり喜んだり。
森さんが初めて訪れた街で、すごく本のことを高く評価してくださっていたり、
共感してくださっていたり、うれしく、ありがたいことばかりでした。
(写真は、下北沢の博文堂書店さんの手書きポップです。
 まだ出て間もないにも関わらず丁寧に作ってくださっていて、びっくりしました……)

朝に入ったコーヒー店で、いきなり「森のコーヒー」があったので、
それなら今日のはじまりにぜひ! と飲んだり、
照れてしまって雑貨店さんとお互いに、すごくニコニコしながらご挨拶したり、
森さんの後ろで本を開いた人が二人もいて、すっかり緊張してしまったり、
ポップを書く手がのってきて、本と同じエプロンの絵をサービスで描いたり。
訪れた書店さんの偉い方が、実は料理教室の生徒さんの旦那さんだったり。
なんだか本にふさわしく、たのしいことばかり起こりました。

歩き回ってくたくたでしたが、なぜか元気にもなった気がします。
無理をするわけでなくふつうにたのしい、そんな時間を過ごせることは
豊かで、まっとうで、ほんとにいいなあ……そんなことを思いました。


11月14日
たのしい教室
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笑顔の絶えない料理教室、Relish(レリッシュ)。
11月14日の土曜日、京都から森さんにお越しいただき、
アノニマ・スタジオにて、出張料理教室をおこなっていただきました。
「キッチン」に、レリッシュの明るい空気が満ち満ちたような一日でした。

イベントは「冬野菜たっぷりクリスマス」。
『たのしいエプロン』の中に登場するこれからの季節おいしいレシピを4品、
森さんに直接教わることのできる関東在住の人にはうれしい機会。
本で器のご協力をいただいたたち吉さんの方も、森さんに会いにいらしてくださいました。
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写真左、中心に立っているのが森さん。さすがエプロン姿がかっこいいです。
かぶもたっぷり使います。シチューに、そしてオードブルに。

去年来てくださった方もいらっしゃって、
また、森さんの目の前で初めて同士の生徒さんたちが、
『うれしい食卓』の「あのレシピが使えた!」「このコツにびっくりした!」
「いいですよね〜」という話が始まったそうで、
森さん、かなりありがたく嬉しかったそうです。
アノニマ・スタジオとしても、ものすごく、嬉しいです。

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チキンカツも、おいしい!

むね肉が、ほどよくやわらかくおいしい。
作るときも、卵と小麦粉を混ぜてひと手間はぶき、衣もきれいにつく。
塩コショウするときも、キッチンペーパーを使って時間短縮の技ひとつ。
奥に見えるかぶのオードブルも、華やかで、おいしい。作る時間も、たのしい。

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Relishからやってきたおいしいものも、ずらっと。
(いくらか、引き続きアノニマ・スタジオで販売中です)
この日の教室に来てくださった方には、Relish新聞の12月号もおまけ。
(『たのしいエプロン』特集の号です。鉄子の部屋はお休みでした)

森さんがいると、なんだかたのしい気分が倍増します。
それはもしかしたら森さんが、普段からかなりたのしんで
作っていらっしゃることと関係があるかも? しれません。
お会いするたびすてきな方だな、と思います。一緒になってたのしみたくなります。

お越しくださったみなさま、おいしかったですね。ありがとうございました。
ポイントやコツ、技、ぜひ家でも役立ててみてください。
森さんも、またぜひ来てくださいね。

次回は、来年の冬でしょうか……?

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11月12日
ある日のコチュジャン
soonja
季節のキムチ・ナムル教室でおなじみの、なすんじゃさん。
ときどき、アノニマ・スタジオの1階を使って
ご自身の料理教室をされているときがあります。
ある日、「今日はコチュジャンを作ります」とのこと。
せっかくなので、すこし、作る行程を見せていただきました。
(写真は唐辛子などを混ぜているところ。
 さりげなく見えますが、じつはかなり力仕事です)

コチュジャン、じつは、餅米や麹などを使って作るものなんだそうです。
よく目にするコチュジャンは、実は甘みがつけてあるもの。
すんじゃさんのコチュジャンは、甘みはつけず、
これで作るものはほんとうにおいしいんです、とのこと。

韓国料理のこと、関われば関わるほど、おいしさもよりわかって、
どんどん広い世界につながっていけるような気がします。
これから、もっともっと知りたいです。


11月10日
たのしいとうれしい

今週末に森かおるさんがいらしてのイベントもある
京都大山崎のRelish (レリッシュ) の本第二弾 『たのしいエプロン』。
いよいよ今週後半から書店さん、雑貨店さんに並びはじめます。

せっかくなので、一冊目の『うれしい食卓』と一緒に写真を撮ってみました。
tanosii
左がたのしい、右がうれしい。

本をめくると、野菜の扱い方がぱっと目にとびこんできますが、
じつは、切り身魚やさんまのレシピがたくさん載っているのと、
あじの南蛮漬けや鯛のアラ煮なんかも載ってるところも、ひそかにおすすめポイントです。

tanosii
冷めてもおいしいおばんざい、なんてページもあるんです……。
この右ページは長とうがら
とおじゃこの炊いたん (ししとうを使ってもおいしい)
左はだし巻き卵。ちょっとだけ見えているのは大根おろし。

あー、家のごはんが食べたいなー、というときに、
時間がなくても気にせず、ぱっとおいしいごはんを作りたい。
エプロンの時間がたのしくなったら……
そんなお手伝いができたら、という一冊です。 ぜひ、ごらんください。



10月24日
「うつわ遊び」と「食堂くまがい」
kuma
きのうからはじまった、in-kyo企画くまがいのぞみさんの個展「日々の、うつわ遊び」。
手にとってどれにしようかと悩んでなかなか決められないご様子のお客さま。
そのお気持ち、よくわかります。
kuma
くまがいさんの作るものは、その形も色も独特の魅力があります。
なんというか、それ自体がおいしそうなんです。
kuma
チョコミント、塩煎餅、草餅……。おなかがすいてきます。
そのうえ「このミントグリーンにグラタンのホワイト」や「この緑にコーヒーの黒」など、
食べものとの組み合わせを考えるのが楽しくなってくる器たち。
くまがいさんが「(制作が)たいへんなんだけど、どうしても作っちゃう」という
小さいものたちはもう、おもわず笑ってしまうかわいらしさ。
kumakumaこの鍋!この急須!!

kuma
展示2日目のきょうはキッチンで「食堂くまがい」が開店しました。
「食堂くまがい」は、料理長・瀬戸口しおりさんがこの日のために考えたメニューを、
くまがいさんの器を使って出してくれます。
そしてなんと器はすべてお客さんが好きなものを選んで、
盛りつけも自分でするというシステム!楽しそうですね〜。
kumakuma
テーブルには、定食屋さんでよく見かける「調味料セット」が。
もちろんこれもくまがいさん作(中身は、つまようじやしょうゆ、赤ゆずこしょうなど)。
misuzu
器に盛られたごはんは、里いもとじゃがいものグラタン、雑穀入りサラダ、
桜えびとれんこん、せりの春巻き、車麩のフライ、ごぼうときのこの豆乳スープなど、
盛りだくさん!
どれもつい「どうやって作るんですか?」と聞いてしまうほどおいしい。
こんな食堂があったら毎日かようのに……。

くまがいさん、瀬戸口さん、スタッフのみなさん、
雨降りの中、お越しいただきましたお客さま、ありがとうございました。

10月22日
美篶堂出張ワークショップ!
misuzu
手製本の技術を気軽に体験できる、美篶堂のワークショップ。
すこし前、御茶ノ水のお店で開催された「文庫上製本」の回に参加してきました。
「文庫上製本」は、お気に入りの文庫本を好みの布で、布貼りの上製本に仕立てます。
misuzu
もとの文庫本のカバーはこれ。
武田百合子著『遊覧日記』(ちくま文庫)です。
浅草・花やしき、隅田川、上野・不忍池……。
『遊覧日記』は、アノニマ・スタジオがある蔵前からもほど近い、
東京の下町の風景が綴られた日記なので、
布柄も、江戸風の「扇子」を選んでみました。
misuzu
misuzu
スピン(栞のひも)、はなぎれ、見返しの色など、
いろいろ組み合わせを選ぶことができて、
本好きが、もっと本好きになるワークショップでした。
(本の部位の用語は、ワークショップで教えていただけます)

31日(土)にはアノニマ・スタジオでこの「文庫上製本」と
「こうき綴じ帖」のワークショップを行います。
この日のために選んだ、コーヒーとお菓子つき。
手製本の技術をじっくり学びつつ、甘いもので、ひと息いれていただけます。

お席にはまだ若干の余裕があります。ふるってご参加ください。
くわしくはこちらから。


10月12日
コーヒーと音楽
popocoffe
秋の連休最終日、「popo + オオヤコーヒ at アノニマ・スタジオ」が開催されました。
関西を中心に活動されている、トランペットふたりにオルガンひとりのユニットpopoと、
京都の山奥でコーヒー焙煎をされているオオヤコーヒさん。

popocoffepopocoffe
ふだんオオヤさんがコーヒーサービスをしている屋台の前に
popoのみなさんが座っての演奏スタイル。
そのうしろで、特製巨大ネルと大鍋でコーヒーをおとすオオヤさん。
今回は30人分をいっきにサーブするため、おもしろい光景になっています。

popocoffe
コーヒー豆はインドネシアマンデリン。
そして、おつまみ(というか、ボリュームはごはんでした!)もインドネシア風です。
バナナの皮で包んだココナッツ風味の鶏肉ともち米のごはん、
豚しゃぶと香味野菜のサラダ、蒸し野菜の盛り合わせ。
このごはんを作ってくださったのはフードコーディネーターの冷水希三子さん。
「(インドネシアには)行ったことがないので、あくまで風、ですけど」と
おっしゃっていましたが
外国の路地裏で抜群においしい屋台を見つけたときのうれしさを
思い出すくらいおいしかったです。
popocoffe

つかまりどころのない心地いい音にのった浮遊感と
頭にじわじわとしみこむような個性的なコーヒーの味で
ここはどこ?と目眩がするように思うことが何度かありました。
popocoffe
popoのみなさん、オオヤさん、冷水さん、
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。


10月8日
たのしいエプロン

  matunoya
京都の料理教室、Relish森かおるさんの本、第二弾が着々とできあがりつつあります。

タイトルはなんと、「たのしいエプロン」!

エプロンを身につけて始まるごはん作りの時間が、負担になることなく、
たのしい時間になるきっかけになってほしい、という森さんの思いがたっぷりの本です。

森先生らしく、びっくりするくらいコツが盛りだくさんで、
「大きな野菜を使い切る」「半端野菜の使い道」
「切り身魚で手軽な盛ん料理」「お助け素材でささっと小皿料理」などなど
料理の応用ができるようになるレシピを、沢山収録していただいています。

ただ、森先生にお聞きすると、料理がうまくなるための一番のポイントは、
やっぱり「何度も作ること」だそうです。
だから、何度も作る時間も楽しくなるように、とびきりおいしく。
時間短縮の方法や、応用のさせ方なども、実用的なものから順に入れていただきました。

『たのしいエプロン』の刊行は11月半ば、
サブタイトルは「料理教室Relishの素材別レシピ&定番おかず」です。
また、それに合わせて、京都レリッシュとアノニマ・スタジオにて、
本と関連した、森先生の料理教室も行います。
近日中に情報を掲載しますので、ごはん作りの楽しさをパワーアップさせたい方、
ぜひ、チェックしてみてください (京都でのイベントについては、レリッシュのHPへどうぞ)。


10月3日
「松野屋荒物雑貨展」開催中です
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アルミのちりとり、ブリキのバケツ、ひ杓にデッキブラシ、
木のスツール、あけびのカゴ、米びつ、洗濯板、アルミピンチ、
米とぎざる、長靴、ショルダーバッグに手ぼうき、草履。
この写真1枚におさまっているこれらの商品は、展示のほんのいちぶです。

昨年のちょうどいまごろ、『フウチ9』出版記念
「松野屋荒物雑貨展」が開催され、その後すぐに
「来年もぜひ!」と今回の展示が決まりました。
あれから1年、あのときもその商品の豊富さに驚きましたが
今回は新しい商品も増えてさらに盛りだくさんの展示になっています。
matunoyamatunoya

開催2日目の今日は、木曽から摺り漆の曲げわっぱ職人さんと
遠く宮古島からススキ箒職人さんが来てくださって
「職人による手仕事の実演」が行われました。
matunoyamatunoya
曲げわっぱで使われる檜は風呂桶でよく知られていますが
水に強く、伸び縮みが少ないのでお弁当向きの素材なのだそう。
宮古島のススキ箒は、
「新学期の「雑巾」のようなもので、昔はひとりひとつずつ作って
学校に提出してたんです。だから、島の人はだいたい作れるんじゃないかな」。
お客さんと話しながらも、さすが職人さん、手元はずっと動いたままです。
matunoya

日も暮れて、辺りが暗くなるころ「キッチン」からはいいにおいが……。
これから「下町の味」が楽しめるパーティーが開かれます。
あれ?時間にはまだちょっと早いはずなのに、もう始まっている気配。
「このへん(下町)の人はみんなせっかちでさ、もうまいっちゃうのよ」と
いつだったか、松野屋社長がおっしゃっていたのを思い出しました。
matunoya
展示は9日(金)まで。
会期中は松野屋のみなさんがきてくださいます。
商品の生まれ故郷のことやお手入れの仕方など
問屋さんならではのお話が伺えます。
荒物雑貨の魅力を味わいにぜひお越しください。

9月26 日
なすんじゃさんの「季節のキムチ・ナムル教室」第8回
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なすんじゃさんのキムチ・ナムル教室も8回目。
アノニマ・スタジオで一番長い回数を重ねているイベントです。
夏が戻ってきたような暑さの本日は、白菜と大根の切り漬けキムチ、
しょうゆの水キムチ、山芋と梨のセンチェの三品を作りました。
水キムチが涼しいのが、まさにぴったりの一日でした。

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左は水キムチをつくっているところ。
水キムチは韓国料理屋さんで食べたことがある方も、多くいらっしゃると思いますが、
こちら、汁を飲むのが水キムチ、だそうです。
具を食べる、というよりも、汁がメイン。
だから、具が大きすぎると食べづらいので、あまり大きく切らないそうです。

キムチは、切り方ひとつが変わっても、
味のしみかた、食べたときの感触が、まったく違います。
今回の白菜と大根の切り漬けキムチも、切り方がポイントのひとつ。
たとえば大根は、薬味のような意味合いもあるので、
存在が出過ぎないように、うすぎりに。
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同じく本日一緒に作った山いもと梨のセンチェ(写真左、大きいお皿) も、
ちょっとしたことながら、梨を山いもより細めに切るのが、
おいしく味わうためにとても大事なポイントだそうです。
右は、白菜の切り方をデモンストレーション中のすんじゃさん。

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梨は今回も、なくてはならない材料として登場。
白菜の混ぜ合わせかたも教わって、終わる頃には慣れた手つきの方もちらほら。

毎回の教室が続くにつれ、韓国料理はごはんがおいしくいただけて、
辛さの中にも深いあじわいがあり、食べたあとに身体が元気になる感じもあり、
キムチとナムルの広い世界を、前よりもっと好きになってきた気がします。

次回の教室は11月、季節がらふたたび白菜キムチ(キムジャンキムチ)の予定。
近くなってきたら、こちらのホームページにて告知いたします。
いちど材料を揃えてしまえば、実は家でもおいしく作れるキムチとナムル。
韓国料理が気になっている方、キムチ好きな方には特におすすめです。
どうぞお越しになってみてください。

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すんじゃさん、お越しくださったみなさま、ありがとうございました!


9月25日
江戸は水の都
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スタッフみんなで、東京の水辺のエコツアーに行ってきました。
電気で動くとても静かなボートに乗って、初めての運河から眺める東京。
潮の香りもして、カニやカメも見ました。
水が暗い色に見えますが、実はこれは藻などの色。水はけっこう透明でした。
江戸時代の船は、いちばん乗り心地がいい、便利な移動手段。
江戸は 水の都でもあったそうです。
ほんとに沢山の船が行き来していたそうです。身近にあるのに知らない東京。

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あれは中央線?

隅田川に入っていきなり波が強くなって数名酔いましたが、
また運河に戻ってきて、ようやく元気回復。ほっとします。
「運河は船の乗り心地がとてもいい」
体験しないとわからないことが、いっぱいあります。
知らないことばっかりなのが、うれしいです。


9月22日・23日
武蔵野チアリーダーズがやってきた!
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15日から「ガレージ」で展示がはじまった、高橋かおりさんの
「『日々ごはん11』のための絵展」も終盤をむかえた連休最終2日間。
カラフルな飾りをつけたキッチンからは、朝からおいしそうな香りがしています。
サンバイザー(と気持ちミニスカート)のチアリーダーズの楽しそうな笑い声も
陽気な音楽のすき間から聞こえてきて……。準備は整ったようです。
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ではここで、チアリーダーズのみなさんをご紹介します。
クレープリーエバジャムの宇佐美さん。季節の果実を使ったジャムの販売と、
そのジャム入りのガレットをその場で焼いてくれます。
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甘いガレットと塩っぱいガレット、それぞれ2種類あって
その中からひとつを選ぶのに迷ってしまいます……。
塩っぱいガレットには自家製ローストポークが入っていて、
ジャムの甘さと塩けのバランスがすばらしく、
つい「もうひとつ下さい!」と言ってしまいたくなるくらい。

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こちらはTOSAKANMURI FOODS三田さんのパン屋さん。
あんパンやクリームパンなど、昔なつかしいようなパンですが
ちょっと茶色のクリームにはきび砂糖を使っていたり、
ごまの位置にくるみがのっていたりとひとひねりされています。
三田さんのパンは高橋かおりさんの絵のモチーフにもなっていて
絵から伝わってきたフカフカな食感そのままのおいしさでした。

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もうおひとりはTAIYODOの菅藤さん。
名前をイメージした味と見た目を考えて作られた「AFRICA」は
生地の黒に黄色いつぶつぶが南米の大地のようで
す。
クラッカーやスコーンなどの焼き菓子はかみしめるごとにいろいろな味がして、
もぐもぐといつまでも口に入れておきたい気持ちになります。

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連休中、アノニマ・スタジオ周辺はし〜んと静まりかえっていましたが
この空間はなんとも幸福な空気が流れ、迎える人も迎えられる人もみんな笑顔でした。

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「中からにぎやかな声といい匂いがする……」と
散歩中のみかんさん(メス3歳)も言ってくれました(と思います)。
お越しいただいたみなさん、チアリーダーズのみなさん、
高橋かおりさん、ありがとうございました!

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*以前こちらで菅藤さんのお名前を謝って「菅野さん」と記載しており、
また、TAIYODOさんのお菓子の名前等に間違いがございました。
訂正とともにお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。



9月15日

「日々ごはん11のための絵展」はじまりました。
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「日々ごはん11のための絵展」が本日からはじまりました。
展示タイトルどおり、高山なおみさんの新刊『日々ごはん11』の
表紙と扉の絵を描いてくださった高橋かおりさんの原画展です。
絵から出ているなんともいえないやわらかい空気に満たされている「ガレージ」。

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茶色の封筒、パンの包み紙、裏返した紙袋など、
表情のある(しわもある)紙に描かれています。
『日々ごはん11』で使われた絵をはじめ、その前からとその後にも
どんどん生まれたたくさんの絵たち。
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窓際のバッグは、布に絵を描いたあとで袋状に仕上げられているので
同じ柄に見えても、実はすべて1点ものです!
バッグのほか、オリジナルポストカードも販売しています。
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その一角には、『チクタク食卓』特製「チクタク・ジオラマ」も展示中です。
8月まで青山ブックセンター本店で展示されていたものに
スイセイさんの改良が加えられ、さらにバージョンアップしています。
食卓にスポットライトが……!

18日からは、瀬戸口しおりさんのお菓子の販売がはじまり、
22日、23日は「武蔵野チアリーダーズ!」がやってきます。
「武蔵野チアリーダーズって?」と思われた方は、こちらをどうぞ。
展示は23日(秋分の日)まで。ぜひぜひ見にいらしてください。
お待ちしております。

9月11日
試作の写真

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写真の整理をしていたら、去年の試作の写真が出てきました。

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このかぶの切り方はなんか見覚えがあるな……。

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このデザートは……!

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『うれしい食卓』のときのものでした。なつかしいなー。

このところ試作続きで、
作ってみないとわからないことが、いろいろあるので試作をしていますが、
なにより「もっとごはん作りがうまくなりたいなー」とか
「こんな作り方ができたりするんだなー」と思えることが、うれしかったりします。

Relishのホームページの『うれしい食卓』紹介ページに
「楽しいこと、大変なこと。
 いろいろあった1日も、
 晩ごはんを楽しくおいしく作れれば
 その日はハッピーエンド!」

と書いてあって、読むたびに森先生の明るい雰囲気を思い出すのですが、
森先生の新刊の作業をしていると、
楽しくおいしく作れるように、との思いがすみずみまで行き渡っていて、
ほんとにせっかくのごはん作り、どんどん楽しんで作ろう! とよく思います。


9月4日

灯台1号フェア、スタートです。
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いよいよ埼玉県立近代美術館で、
アノニマ・スタジオフェアがスタートしました。

こちらでは、三谷龍二さんの 『遠くの町と 手と しごと』
にまつわるブックフェアも同時開催。
本書に登場する伊丹十三氏、河井寛次郎氏の本など、
暮らしとクラフトにまつわる本が集められています。
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また、埼玉県立近代美術館では現在
イタリア在住の彫刻家、長澤英俊氏の企画展を開催中です。

まさに芸術と読書の秋。
ちょっと遠くても、足をのばして見に行く価値あり!の会場です。

9月1日
京都へ
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京都・大山崎のRelish (レリッシュ)に、森かおるさんを訪ねました。
ご覧の通り京都は、夏のように晴れわたる空!
日差しが強くて、まだまだ、ずいぶん暑いです。

そんな中、レリッシュにこもって、じっくりレシピの打ち合わせ。
じつは11月に刊行予定の、こつたっぷりの新刊レシピ本の打ち合わせです。
「じゃこ? おじゃこ?」「これ、もうちょっと内側に線を持っていきませんか?」
「この書き方だとちょっと誤解されるかな……」「ここはイラストにしましょうか」
などなど、細かいところをひとつひとつ当たって、
さらに使いやすくなるように、まだまだ改良を続けます。

新しいRelishのレシピ本は、とにかくごはん作りのヒント満載の一冊です。
『うれしい食卓』に引き続き、素材の使いこなし法も、応用も、保存法も、
電子レンジ活用法も、時間がないときにさっと作る方法も、余った素材のアレンジも、
森先生らしく、惜しみなく、使えるこつを収録中です。
忙しい日々の中でも、ごはんが楽しく作れたら……。
主婦の方々にエールを送るような気持ちで、心をこめてつくっています。

時間があいたので、ちょっと遠出してみたら……
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お、うめぼし。

ぜひぜひ良い本になりますように。
森先生はじめ、京都 (と大阪) のRelishチームのみなさま、
引き続きよろしくお願いします。

8月29日・30日
一保堂茶舗「煎茶教室」の日
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夏休みももうおしまい……、の8月末日、
7月に引き続き、京都の一保堂さんのお茶の煎れ方教室が開催されました。
今回は「日本茶を楽しむ 煎茶教室」。
お客さまがいらしたときも、ふだんのごはんのときにもよく飲む、
身近なお茶「煎茶」をおいしく淹れるコツを教えていただきます。
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「ポイントは3つ。茶葉の量、お湯の温度、そして待ち時間です」。
今回淹れる煎茶に適したお湯の温度は約80度だそうです。
80度は、渋み、香り、甘み、うまみがバランスよく出る「いいとこどり」な温度。
(でも80度を計るのって……)という思いに
「簡単ですよ〜、湯気の表情をみるとだいたいわかります。
湯冷ましの湯のみに入れて……
はじめに勢いのあった湯気が、ゆら〜としてきたら、そこです。
そこで茶葉を入れておいた急須に注いでください 」。
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「それからお湯をいれたら、やってはいけないことがひとつあります。
急須をこうしてゆすらないこと。よくしてしまいますよね。
それをしてしまうと、茶葉をむりやりにほどくことになってしまうんですね」。

茶葉をゆっくりふわ〜と開かせてあげること。
一煎目を淹れたあとの茶葉は少しほどけたくらい、
二煎目、三煎目と淹れていって、茶葉が「バンザーイ」の状態になったら、
おいしさをぜんぶ出し切ったしるしです。
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テーブルごとに、ひとりずつ淹れてみます。
ひとり2人分淹れて、他の人と交換して味見もしてみます。
「あれ?ぜんぜん違う……」「薄い」「わたしのほうが苦いわ」など、
同じ茶葉と同じお湯でも、少しの温度の違い、
淹れる人の手のくせ、タイミングなどで、味が変わってきます。
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湯気の動きを見たり、茶葉の開き具合を見たり、
自分の身体を使って考えながら、お茶って淹れるものなのですね。
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一保堂スタッフのみなさん、今回もとても勉強になりました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今回の教室は申込事情により、アノニマ・スタジオで
お申込を承ることができず、大変申し訳ございませんでした。
11月に同じ内容の教室を予定しております。
詳細は追ってホームページにておしらせいたしますので
ぜひご参加ください。


8月25日

灯台1号、次の行き先は……?
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9月4日〜24日、埼玉県立近代美術館 ミュージアムショップにて、
アノニマ・スタジオフェアを開催いたします。
緑豊かな北浦和公園にある、埼玉県立近代美術館
いつも新しくて、わくわくする展示が見られます。
くわしくはこちらから(9月
21日以外の月曜日は閉館だそうなので、ご注意ください)。
灯台1号も一緒にお邪魔します。

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8月22日
なかしましほさんの
「オイルを味わう、夏のごはん」の日
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暑さが少しやわらいだ夏のなかば、
なかしましほさんの料理教室を開催しました。
お菓子を中心に活動されているなかしまさんですが
今回はふだんお家で作られているようなごはんを教えていただきました。
テーマはオイル。油です。
「おいしい油はしっかりとした味がするし、香りもとてもいいんですよ」となかしまさん。
まずは、油についてお話をしていただきつつ、
今回使う3つの油をテイスティング。
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左から順に、菜種油、オリーブオイル、亜麻仁油です。
パンにつけて食べると「これだけでおいしい〜!」と、
顔がくずれる方がちらほら。

今回のレシピは、じゃがいものキッシュ、モロヘイヤのすり流し、
トマトとグレートノーザンビーンズのサラダ。
はじめに、なかしまさんのデモンストレーションを見学します。
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ぐぐっとよって、真剣なまなざしが手元に集中!
大さじについたオイルも指でこそげて加えたり、
トマトの種は除いて、茶こしでこして、おいしい汁をソースにしたり、
のどごしを考えて、モロヘイヤは包丁でたたいたり……。
なかしまさんのレシピはおどろくほどシンプルですが
こうしたひとつひとつのポイントをめんどうがらずにしておくと
やっぱり味がちがってくるそうです。

グループに分かれて、作業を分担しながら3品を仕上げていきます。
手を動かしながら、参加者の方から質問があったりと、
なんだか和気あいあいとして、たのしそうな雰囲気です。
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キッシュが焼き上がり、ぜんぶのグループが
そろってできたところで「いただきます!」。
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じゃがいものキッシュは、タルト生地とマッシュのどちらにも菜種油が入っていますが、
しつこい感じがぜんぜんなく、甘みと塩けのバランスが絶妙でした。
モロヘイヤのすり流しは、まずはそのままひと口。
それから亜麻仁油をたらっとかけてみると……、
ちょっとのけぞるくらい味が変わります。
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今回の教室で、とても印象的だったなかしまさんの言葉がありました。
「わたしは油を調味料のひとつだと思っているんです」。
そう思って使ってみると、油が身近になって、
またひとつ料理の楽しさやおいしさを発見できそうです。
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なかしまさん、お手伝いいただいた佐藤さん、ご参加者のみなさん、
ありがとうございました。油、おいしかったですね。

8月18日
屋久島のマンゴー
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「屋久島特派員」より、マンゴーが届きました。
屋久島の事務所にはハウスがあり、そこで育てた完全無農薬のマンゴーです。

届くなり、早速スタッフみんなで試食。
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包丁を入れた瞬間、甘い香りと果汁があふれてマンゴーの勢いに感動。
一口食べてまた感激。
「迫力ある甘さ!」 「おいしい! 野性味あふれるおいしさだよねー」
と、みんなでおいしくいただきました。

丹治さん、ごちそうさまでした。
次回もまた、よろしくお願いします!
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8月9日
「北欧スウェーデンの旅手帖」出版記念の展示とイベント
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8月5日から9日まで、おさだゆかりさん著『北欧スウェーデンの旅手帖』の
出版記念イベントとして「スウェーデンのおみやげ展」がガレージにて開催されました。

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本の中にも登場するカッティングボードなどのハンドクラフトに加え、
スーパーマーケットで買ってきていただいたマッチや小物、ポストカードなどなど。
”日用品”と呼ばれるものがこんなにかわいいなんて!
見ているだけでウキウキとしてしまう、心が躍る雑貨を並べていただきました。

そして、8日はイベントです。おさだゆかりさんの「雑貨と暮らしに出会う時間」。

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買付けの旅先でたくさんの写真を撮られるおさださん。
書籍には本当に厳選したものを載せたので
まだまだ紹介したい風景や食べもの、友人宅のインテリアなどがたくさん……。
おさださんとのそんな会話から、
スライドで写真を見ながらおさださんにお話をしていただき、
スウェーデンの旅気分に浸っていただけるイベントに、ということになりました。
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参加された方々は、北欧を旅したことのある方、
近々行かれる方、いつか行ってみたいという方さまざま。
スライドを見ながらメモをとったり想いをはせたり、
気分はだんだんとスウェーデンに……。
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スライドのあとは、おさださんの友人でお菓子教室もひらかれているtiroirさん特製の
ベイクドチーズケーキとスウェーディッシュドリンクでティータイム。
おさださんの惹かれるハンドクラフトとの出会い、
手工芸学校で習ったカゴの作り方、スウェーデンへの旅情報など、
なごやかな雰囲気の中、お話は続きます。
最後の質問コーナーでも、旅に関する興味津々な質問が飛び交いました。
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おさださんからご参加のみなさんへのおみやげは
スウェーデンのスーパーで売っているポピュラーなレーズンのミニチュア版と
ボーダー柄がかわいいキャンディをSPOONFUL特製の焼き印スプーン付きで
ラッピングをしていただいたもの。
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おさださんの愛するスウェーデンをおすそわけしていただいたイベントでした。
ご参加していただいたみなさま、おさだゆかりさん、tiroirの高吉さん、
お手伝いただいたみなさん、ありがとうございました!
『北欧スウェーデンの旅手帖』出版記念展は
鎌倉のBORN FREE WORKSさんでも開催されます。こちらもぜひ。

7月31日
「jikonka at アノニマ・スタジオ」はじまりました。
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三重県のギャラリー+カフェ而今禾さんの展示会初日です。
ギャラリーで扱われている生活着や布もの、古道具や器が美しく並んでいます。
見て触っていると、
「あ、この急須ほしいと思っていた形!」
「このエプロン、すごくいい手触り……」
「無骨な古いお盆、使い勝手がいいにちがいない」
など、あっちこっちに目移りしてしまいます。

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そんなギャラリースペースの隣には、
ランチとお茶ができるカフェスペースもオープンしています。
野菜中心のたっぷり大満足のランチメニューです。
こちらは数に限りがあり、なくなり次第終了ですが
ランチの後、焼き菓子やケーキなどは
おいしいお茶と一緒にめしあがっていただけます。
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展示会は明後日2日(日)まで。ぜひ遊びにいらしてください


7月28日
「イタリア料理の本・2」出版記念イベント@COOKCOOP
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7月17日、渋谷のおいしい本屋さんCOOKCOOPさんで
米沢亜衣さん 『イタリア料理の本・2』の出版記念イベントを行いました。
COOKCOOPさんより写真をいただいたので、こちらもnotesに。
(COOKCOOPさんのページでも当日のレポートを掲載されていますので、
ぜひ合わせてご覧ください )

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今回のイベントは本に登場するお料理を味わいながら
米沢亜衣さんのお話をうかがうというもの。
当日のメニューは「水と塩」と「桃に赤ワイン」の2品です。

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「水と塩」に使う野菜は、築地のミクリヤさんからとにかく新鮮な野菜が届きました。
オレガノは米沢亜衣さんが旅先から持ち帰った特別なものです。
皆さん香りの良さに驚いていました。

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「水と塩」は、この新鮮な野菜に、たっぷりの水と塩、オレガノ、
オリーブオイルを和えてつくる料理。
作り方はとてもシンプルなのですが、味わいは力強くとてもおいしい。
参加者の皆さんからも、おいしいという声があふれます。

続いてドルチェの「桃に赤ワイン」。
こちらも皮ごと切った桃に赤ワインときび砂糖をかけるだけというシンプルなもの。
桃の皮を食べるのは初めてという方がほとんどでしたが
予想外のおいしさにびっくりしていました。

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味を覚えて帰って、さっそく家で作られた方もいるのではないでしょうか?

参加者の皆さんはとても熱心で、米沢亜衣さんがお料理する姿を真剣に見入られていて、
たくさんの質問や疑問も飛び交って、とても充実したイベントでした。

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最後にCOOKCOOPのスタッフの皆さんに作っていただいた
『イタリア料理の本・2』に登場する、へ−ゼルナッツのお菓子
「ブルッティ・マ・ブオーニ」をプレゼント。 うれしいおみやげです。

参加していただいた皆さま、
米沢亜衣さん、 COOKCOOPスタッフの方々、本当にありがとうございました。
また、次にお会いできる機会を楽しみにしています。

7月27日
灯台2号、島根より。
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島根のアルトスブックストアさんから、灯台フェアの様子が届きました。
灯台2号、なんだかガレージにいるときより外向きの顔をしているような
そんな気がします。
「がんばってるぞ」と、ちょっとキリッとしているような……。
アルトスさんでのフェアは8月2日まで。
松江のみなさま、灯台2号に会ったときはぜひ可愛がってあげてください。
よろこびます。
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7月25日
ようこそ!こどもカフェへ
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昨年にひきつづき、今年もモンテッソーリ家庭教育研究所のイベントを行いました。
今年のテーマは「おもてなし」。
大好きなお母さん、お父さんを、子どもたちが心をこめて「おもてなし」します。
まずは講師の松浦先生から台拭きの絞り方を教わり、
ていねいに絞ってテーブルを拭きます。
それから、飲み物とお菓子の準備!
おもてなしのメニューは、レモンサワーと黒糖シロップと
きな粉をたっぷりかけた白玉だんごです。
先生のお手本を見てから、飲み物とお菓子をひとりで盛りつけます。
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白玉は数を数えながら網じゃくしですくい、器に盛って……。
レモンサワーはピッチャーからそっと注いで……。
みんなしっかり集中しています。
お盆に飲み物、お菓子、コースター、スプーンをのせて
ゆっくりこぼさないよう慎重に運びます。
お母さんお父さんに「はい、どうぞ」の言葉を添えてテーブルに並べます。
もちろん子どもたちの分も自分で用意し、みんなで一緒に「いただきますっ!」
「おいしい?」「おいしい!」と元気よく飲み物もおかわり!
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今回の講師、松浦先生が何度もおっしゃっていたのは
「子どもは出来ないのではなく、やり方を知らないだけ」ということ。
「しっかりやりなさい」のしっかりを大人が見せてあげて、
そして、ゆっくり見守ってあげること。
「失敗こそ学びのチャンスなんですよ」と。
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今回参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
ぜひご家庭でもおじいちゃん、おばあちゃん、お友達に「おもてなし」してみてください。

7月22日
「米沢亜衣さんと作るイタリア料理の夕べ」
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米沢亜衣さんの『イタリア料理の本・2』の出版記念イベントです。
せっかくの日食も雲で隠れがちな天気ではありましたが、
その分、暑さはしのぎやすい夕方になりました。
今日のメニューは、
手打ちパスタ「4本指のカヴァテッディ、本日のソース」と
ドルチェ「桃に赤ワイン」の2品。
さっそく、パスタ生地をこねます。
最初は「本当にまとまるの?」というほど水分が少ないのですが、
しばらく頑張ってこねると……、
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つるんとした表面に。素直な生地で、ちょっとうれしい。

いよいよパスタの成型です。
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「4本指のカヴァテッディ」は、
ロープ状に伸ばした生地を適度な長さに切って
4本の指で掘るように形作る、南イタリアのパスタ。
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たくさんできました。

「本日のソース」は、本書にも載っていない特別バージョン。
完熟のミニトマトをざくざく切って、
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にんにく、唐辛子、バジル、オリーブオイル、塩。
以上!
トマトがおいしい季節ならではのソースです。
火を使わずにできるのも、夏にもってこい。
ソースは味がなじむよう、そのまま少しおいておきます。
その間にパスタをゆでて……。
ぷっくりふくらんで、おいしそうです。
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米沢さんがご自宅から持ってきてくださった
オリーブの木の大鉢でソースと和え、みなさんにサーブします。
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「お皿をもらった人からすぐに食べてね」
「おいしい!」「トマトが甘い!」
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ドルチェの「桃に赤ワイン」は、
丸のままの桃が渡され、各自がテーブルナイフで桃をざっくり切ります。
「皮は!?」と驚きの声があがる中、「皮がおいしいの」と米沢さん。
粒が粗めのきび砂糖と赤ワインをたっぷりかけたら、
本日のドルチェ、完成です。
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いつものトマト、いつもの桃の、
はっとするおいしさを引き出す米沢亜衣さんの料理の魅力に、
おなかも心も満たされた夕べとなりました。
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米沢さん、お越しいただきましたみなさま、
ありがとうございました。


7月21日
『遠くの町と 手と しごと』出版記念巡回展、
もうすぐスタートです。
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7月31日より、三谷龍二さん著『遠くの町と 手と しごと』の出版を記念して、
本の中で登場する職人さんや作家さんの作品巡回展を開催します。
会場では、暮らしの役に立つ美しい道具の数々の展示・販売を行います。

スタートは京都・ スフェラさん。
8月1日には、三谷龍二さんと、『遠くの町と 手と しごと』に登場する
モーネ工房の井上由季子さん、スフェラ社長・真城成男さんの
トークショーが開催されます (くわしくは、スフェラさんHP内のこちらへ)。
また会期中は、スフェラ・ビル内のカフェ「せせらぎすふぇら」にて
三谷龍二さんの器を使っての、カフェメニューのサーブもあるそうです。

巡回展は、スフェラさんからはじまって、9月にはアノニマ・スタジオを訪れ、
そして恵文社一乗寺店さん、とふたたび京都に戻ります。
ぜひ、美しい道具の数々に出会いに、足を運んでみてください。

◎巡回先、日程
7月31日〜8月30日 京都・スフェラ エキシビジョン
9月4日〜 9月12日 東京・アノニマ・スタジオ
9月15日〜9月28日 京都・恵文社一乗寺店

◎出品予定者の方々 (登場順・敬称略)
【福井】小橋敬一/漆、横田利宏/木工
【京都】森口信一/我谷盆、開化堂 八木隆裕/茶筒、寺地茂/金工
    中島研一/グリーティングカード・木口木版、スフェラ/オリジナル商品
    モーネ工房/モーネ好みの紙・スタンプ・陶のかけら、梶なゝ子/陶芸
【松本】三谷龍二/木の器


7月18日
「一保堂茶舗お茶教室」の日
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一保堂さんは、京都の寺町通りに享保2年(およそ290年前!)から続く老舗のお茶屋さん。
お店では茶葉を販売するだけでなく、
「お茶の淹れ方や楽しみ方までお伝えしたい」というお気持ちから、
「お茶の淹れ方教室」を月にいちど開催されていらっしゃるそうです。
今回の教室は、記念すべき初の東京開催。
参加者の方が席につくとすぐに、ウェルカムドリンクの冷たい抹茶が出されました。
「氷水で作った抹茶」の新鮮さと清涼感に目からウロコです。
(このあと、どんどんウロコが落ちるお話や体験が続きます)
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日本茶の種類のお話を聞きながら、お茶を飲み比べつつ……。
スタッフの川越さんと足利さんが、
お茶の種類によって味が違う、その理由をわかりやすく解説してくださいます。
「例えば、このふたつ(玉露と抹茶)をチームうまみ。
で、こちら(煎茶と番茶類)はチームさっぱりということにしましょう。
この違いは育つ環境、どれだけ太陽を浴びたかということで…」
おふたりのお話を聞いて「そうだったのか〜」と膝をポーン。
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お話と試飲の後は、参加者の方が実際に抹茶を点てる時間です。
はじめに茶筅の持ち方と振り方の練習。みなさん一心に振ります。
「硬いですね。もっと力を抜いてだいじょうぶです。
じゃあこうしてみましょう。茶筅ははずしてください。
で、手首をぷらぷらぷら〜とさせて…、そうですそうです、
そのまま、はい、茶筅を持って…、それです」
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ユニークな指導に思わず笑い声がもれます。

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みなさんがスープカップで(!)点てた抹茶に合わせてご用意くださったお菓子は、
京都のオーレリーさんの洋菓子と、亀末廣さんの干菓子。
お干菓子のうちわは京都は祇園祭の時期にだけ出されるものだそうです。
どちらも抹茶によく合う、ちょうどいい甘さと濃厚さです。
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デミタスカップで(!)また違う種類の抹茶を試飲して、
最後はさっぱりとした「京番茶」でしめて、教室は終了。
「お茶をもっと身近に楽しんでいただきたい」という
一保堂スタッフのみなさんの思いと工夫が詰まった充実の内容で、
1時間はほんとうにあっという間でした。
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一保堂のみなさん、お越しいただきましたみなさん、
ありがとうございました。


7月9日〜12日
「東京国際ブックフェア」ご来場ありがとうございました!
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今年で出展5年目になる「東京国際ブックフェア」。
今年は昨年にも増してたくさんのお客様にアノニマのブースまでお越しいただき、
本を手にとっていただきました。
旅する灯台は、1号も2号も大活躍。
灯台のイラストの入った、新しい本の目録も大きなイベントでは初お目見えです。
(現在カタログ希望のメールをくださっている方には、新しいものを差し上げています)

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恒例となった日替わりコーヒーも大人気で連日行列!
毎年、ブックフェアでしかお会いできない方々からも、元気を分けていただきました。
近くからの方、遠くからお越しの方、去年もお越し下さった方、
書店員さん、雑貨店さん、いつもお世話になっている方、久しぶりにお会いできた方、
とてもたくさんの方々とお話しすることができて、
スタッフ一同充実した時間を過ごすことができました。

沢山のブースもまわらせていただいて、ブックフェアだからたまたま出会えたような
本にもたくさん出会うことができました。
やっぱり、本は、いいですね。
ぐうぜん出会えたような、とても好きな本に出会うと、一日がうれしくなります。
アノニマ・スタジオも、手に取った方がうれしくなれるような本を
これからも少しずつ増やしていけたら、との思いを新たにしました。

みなさま、本当にありがとうございました。

7月11日
ようこそ! 「アジ紙まつり」へ
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「くもりのち雨」の予報にうつむき加減の前日でしたが、
明けてみれば、太陽もときどき顔を出してくれる日となりました。
アジ紙まつりの日です! 晴れた!

チャルカさんおふたりが大阪から、そして東京のお知り合いの方々も
まつりの助っ人にかけつけてくださいました。
しかもみなさん、浴衣です! さすが。

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大阪名物たこ焼きを焼くチャルカ久保さんと助っ人の春日さん。
たこ焼きとソースの香りでいっぱいになる会場。
そして特製トマトめんに、特製ジンジャーエールもありますよ!
チャルカさんの「アジ紙蚤の市」ブースも大にぎわいで、アジ紙ファンがわんさか。

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奥のスペースは、活版印刷体験コーナー、ユニバーサル・レタープレスの「活版処」。
腹掛に股引姿の『アジ紙』デザイナー、ミスター・ユニバース
関さんとねじり鉢巻の松村さん、
そして本の中のイラストを描いてくださった溝川さんが、
印刷のむずかしいアジ紙にもきれいに刷れるよう、ていねいに教えてくださいます。
ご用意いただいた版は「アジ紙EXPO2009」開催記念デザインのものと
このイベントのために特別に組んでいただいた「花形」の2種。
ばっちり刷れても、ちょっとかすれても、それもアジ。
インクをのばす機械の音が、なんだかお囃子みたいです。

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アノニマ・スタジオからはおまつりの風物詩をいろいろお出ししました。
ヨーヨー、あじがみくじ(おみくじです)にうちわ作り、に加え、特製かき氷。
おいしいよー。

11時の開店からおしまいまでずっと途切れることなく
たくさんのみなさんにお会いできました。
盛り上がってこそ、楽しんでいただけてこそのおまつり。
いやはや、濃密な一日でした。楽しかったですね!
アジ紙スタッフのみなさん、お越しいただきましたみなさん、
本当にありがとうございました。

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まつりのあと……。

同時開催の「アジ紙EXPO2009」は17日(金)まで開催中です。
こちらも盛り上がった展示になっています。おみのがしなく。


7月10日
アジ紙まつりとアジ紙エキスポ、いよいよです!
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アジ紙ファンのみなさま、チャルカファンのみなさま、
お待たせしました。
いよいよ7月11日(土)から、1F「ガレージ」にて、アジ紙EXPO2009がはじまります!
チャルカさんの紙ものや文房具の販売に、
本の『アジ紙』の中に登場したアジ紙の現物いろいろの展示、
EXPO特製のざら紙3色を使った限定文庫ノートまで!
見所たっぷり、読んで、触って楽しめる、一週間。

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お昼頃、チャルカの久保さんと藤山さんが到着。
ひと息つく間もなく準備がスタートして、
みるみるうちに、 ガレージがアジ紙色に染まってゆきます。


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無地にします? それともグリッド?

チャルカさんが選んだ、たくさんのアジ紙たちが大集結。
上に掲載している写真はほんの一部で、本当はもっともっとお見せしたいくらいです。
チャルカさんの「旅ファイル」実物が触って楽しめたり(!)
丸ラベルコレクションを見ることができたり……(!)。
見ているだけで、じんわりと幸せな気持ちになります。
ぜひ、実物を見て、びっくりしてもらえたら嬉しいです。


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そして、7月11日(土)は、アジ紙まつり
チャルカのお二人や本のデザイナーさんもいらっしゃって、
「チャルカといっしょにアジ紙でつくる栞をつくろう!」コーナーに
花形や記念印を使っての活版印刷の体験コーナーや、アジ紙蚤の市、
うちわ作りコーナー、おみくじ、お茶処、などなど、
一日限りのまさにおまつり騒ぎなおまつりを開催します。

たこ焼きや、かき氷に、トマト鍋……。
夏らしい飲み物も準備しました。広くはありませんが、座れるところもあります。
ゆかたやハッピ、甚平なんかも大歓迎です。
そのまま浅草寺に流れたり、蔵前近辺のお店にでかけたり、
浅草の煮込みロードへ行ってみたり……。
蔵前はなかなかアジのある楽しい場所がたくさんあります。
蒸し暑い今の時期ですが、ひと足先に、アジ紙で夏を味わいませんか?
お待ちしています。

7月7日
まつりの準備は着々と
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ここ数日、まもなく開催の「アジ紙まつり」にむけて準備中です。
かき氷用カップ(波間に「氷」の文字)、紙ふうせんに折り紙など紙ものに加えて、
包装紙や紙袋などもたくさんたくさん集めています。
また、お手製うちわを作れるコーナーも出店予定です。
こちらではぜひ、お気にいりの紙をお持ちになって
自分だけのマイうちわを作ってみてください。
そして、なんとアジ紙まつり特製のおみくじも登場します!
その名も「あじがみくじ」。
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ためしにきょうの運勢を引いてみたら……、「吉」でした。
中にはあじがみ様からのありがたい(?)おことばがあります。
「待人/もう近くにいるかも。」
おまつりは11日(土)の1日限り。楽しいごはん屋台も出店します。
みなさまのお越しをお待ちしています。
もう近くにいらしてますよね?


7月5日
「一湊珈琲焙煎所」さんのこと
ブックフェアのアノニマ・ブースではすでにおなじみとなった「珈琲サービス」ですが、
今年は遠く、屋久島からも豆が届いています。

島の最北端、一湊という港町で豆を焼く高田さんご夫妻の
一湊珈琲焙煎所」。
山を背にたつ小さな店の前にたつと、香ばしい豆を焙煎する香りがしています。


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中では焼きたての豆の販売と、もちろん喫茶もできます。
さわやかな一湊ブレンドのほか数種類。エスプレッソ系も充実です。
手作りのパウンドケーキなども美味。

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屋久島で、この女子度の高さ!
山尾三省さんやゲイリー・シュナイダーさんの著作なども並び、
音楽はもちろんジャズ。
屋久島の喫茶文化を一手に引き受けている感もあります。

こちらの一湊珈琲焙煎所のコーヒーは、7月12日(日曜日) にお出しします。
遠く屋久島から届いた豆を、ぜひお楽しみください。
また、島を訪れる方は、どうぞお立ち寄りになってみてください。
(屋久島特派員より)

7月4日
衣食音イベント「夏時間」の日omuton-001
週のはじめから降り続いた雨が明け方にやみました。
雨の日もいいのですが、やっぱり外が明るいほうがイベントの日はうれしいです。
今回は、聞くもの、着るもの、食べるものがいちどに楽しめるイベント。
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主軸となるライブはオムトンさん。
マリンバ、ジャンベ、ドラムス、ピアノなどの打楽器ユニットです。
オムトンさんの生演奏を聞いていると、音が足の裏から身体に入って、
つまさき、かかと、ひざ、股の内側、下腹、みぞおち、のど元、頭の中と
のぼってくるような感覚になります(頭から入ってきて下がっていく曲もありました)。
身体の中の音符がはねると、それに合わせて自然と足や上半身が動くような。
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音楽においしさを添えてくれたのが、料理担当のオカズデザインさん。
コロッケサンドに夏野菜のラタトゥイユ、じゃがバターに豚肉の盛り合わせ……。
どれもおいしそうでしたが、中でもコロッケサンドのコロッケは
揚げたてを「アチチ」とほおばると、これもまた地団駄ふんでしまうくらいおいしい!omuton-004omuton-005
オムトンさんとオカズデザインさんの衣装、
そして会場のデザインをされたのがYUKIさん。
ピンクとブルーの動きが白い空間に鮮やかに映えていました。
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それがあると、腕をふっておおまたで歩きたくなるような、
元気がでる音楽とおいしいごはん、大好きな着心地のいい服。
梅雨の合間、太陽がのぞいた日の気分にぴったりの晴々としたイベントでした。
オムトンさん、オカズデザインさん、YUKIさん、
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。


7月3日
東京国際ブックフェアに出展します。
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7月9日(木)から12日(日)に東京ビッグサイトで行われる
東京国際ブックフェアに、今年も出展します。
ブックフェア特別価格での書籍の販売、
書店さん、小売店さん向けの新刊先行受注に加えて、
毎年好評いただいている日替わりコーヒーの無料サービスを、今年も行います。

コーヒー豆は今年も、中川ちえさんに教えていただいた全国各地の焙煎所のものを、
4日間日替わりでお出しします (最終日は屋久島からも!) 。
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すこし時間がかかりますがのんびりとお待ちください……。

毎年、本当にたくさんのお客様にご来場いただき、今年で5回目の出展になります。
今年も盛りだくさんの内容で、皆さまのお越しをお待ちしております。

7月2日
「和の夏小物展」開催中です。
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ご近所の幼稚園のみんなはカラフルな長靴で元気に水たまりに飛び込んでいます。
グレーの空を見上げては、カンカン照りの太陽の顔が待ち遠しくなります。
アノニマ・スタジオ1階「ガレージ」では、 in-kyo企画の「和の夏小物展」が開催中です。
ちりんちりんと可愛らしい音の風鈴、型染めの手ぬぐいに、
浴衣に合わせて持ちたくなる竹バッグ。
そうめんや夏野菜を茹であげるのに重宝する大小さまざまなザルに
最近では見かけなくなった「豆腐かご」も。
豆腐屋さんのラッパの音が聞こえたら、
この「豆腐かご」を持ってつっかけをひっかけて買いに行き、
このかごにそのまま入れてもらっていたそうです。
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小物のほかに、冷や麦や麦茶、
なつかしい味のサイダァ(ラベルに「サイダァ」とあります)も。
夏本番にむけての準備が楽しくなる、今回の展示は
5日(日)まで開催しています。ぜひお越し下さい。

6月30日
アジ紙EXPO限定文庫ノート完成!
大阪のチャルカさんから小包が届きました。
「これは、もしかして……。」と期待に胸を膨らませつつ封を開くと、
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「アジ紙EXPO限定文庫ノートできました!
よろしくお願いしまーす。 チャルカより」。

『アジ紙』の出版を記念して、何かアジ紙なものを作りたい!
というところから芽が出たアイデアが形になりました。
表紙は「花形」で文字を組んだデザインを活版で刷り、
中の紙は『アジ紙』の本にも使っている春日製紙さんの更紙 (3色です)!。
『アジ紙』パワーを総動員して作っていただいた、アジ紙エキスポ限定文庫ノートです。
薄くて繊細な紙が挟んであってもおかしくないような茶色のシックな外国風の表紙なのに、
中はざらざらしたコミック紙がポテッとくっついている、なんともおかしなノート。
使うほどにアジが出て愛着がわきそうです。
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こちらは7月11日(土)からアノニマ・スタジオ1階「ガレージ」で開催する
アジ紙EXPO2009」で初お披露目いたします。
アノニマとチャルカさんでのみの数量限定販売です。
こんなアジな文庫ノート、おひとついかがでしょうか?

ちなみに、展示初日である7月11日(土)には、
チャルカの久保さん、藤山さんお二人もいらっしゃって、
楽しいアジ紙まつりも行います!
(出店、紙関係のワークショップほか、おお盛り上がり予定です!)
夏を先取りしに、みなさま、ぜひぜひお越しください!
ハッピや浴衣なども、大歓迎ですよー。


6月27日

な すんじゃさんの「季節のキムチ・ナムル教室」第7回
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からりと晴れわたった、暑くなりそうな一日、
な すんじゃさんのキムチナムル教室、第7回が開催されました。

今回のメインは、チンゲン菜のキムチとごぼうのキムチ。
これは絶対おいしいだろうなー、と期待のかかるこちらの2品に加え、
ニンジンのナムルと、えごまドレッシングでいただく季節のセンチェを作ります。

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品数が多いので、材料もたっぷり。
写真にある以外にも、サニーレタスや、きゅうりなど、今日は切るものもたくさん。
でも、そのぶんたっぷり食べられる一日です。
にんじんのナムルは「こうすると、生の十倍くらい食べられてしまいます」とのこと。
梨がない季節なので、今回のキムチはりんごでした。梨でもとてもおいしいそうです。

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今回の材料であまり馴染みがなかったものが、えごまの粉と、えごま油。
韓国料理屋さんでお肉を包んだりする葉っぱが、えごまの葉。
その実から作る粉と油で、身体にもとても良くて、
韓国では薬に近いようなものでもあるようです。
粉は匂いのきついものなどを中和してくれるはたらきもあるそうです。

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することが多いから、時間が大丈夫かな、と思いつつ、
どの方もとにかく手際が良い!  
みるみるうちにひと品ひと品が完成して、仕上げにかかっているテーブルもちらほら。
スタッフもあわててご飯を用意しました。

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野菜をたっぷりお皿に盛って……いただきます!

今回お持ち帰りは、数日後に食べられるチンゲン菜のキムチと、
一週間から10日でおいしく食べられるようになるごぼうのキムチ。
じっくりおいしくなるのを待つ時間も、うれしいものです。
なすんじゃさん、お越しくださったみなさん、ありがとうございました。

次回のキムチナムル教室は、9月の予定です。
そのほか、なすんじゃさんと進めている、楽しみな企画がひとつあります。
こちらも近々、このホームページ上で掲載をさせていただきますので、
すんじゃさんのキムチや韓国料理に興味がわいてきたみなさま、
ぜひときどきご覧になっていただけらた嬉しいです。

 (6/30 お知らせアップしました。
 「な すんじゃさんの毎月食堂」 7月はカンジャン定食です! 詳しくはこちら)


6月6日
おはなし会の日
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アノニマ・スタジオ1Fキッチンで、
「なぜ? どうして? がおがおぶーっ! 」のおはなし会を行いました。
あいにくの雨模様にもかかわらず、当日は、たくさんの子供たちが集まってきました!
本日の おはなし手は、こがようこさん。
くまの人形を使ってのクイズに、さっそく大盛り上がりです。
おはなしの前に、黒画用紙で作られた動物たちに、クレヨンで色塗りをして、
さあ、いよいよおはなし会のスタート!
合言葉は、
「なぜ?どうして?がおがおぶーっ!」
子供たちの元気な声が響きます。
動物たちの「なぜ?」にお母さま方が、聞き入ってしまう場面もありました。

みんなの元気に、梅雨をふきとばすような明るい空気が流れました。
お越しくださった皆様、 本当にありがとうございました。matsumoto

6月6日
椿野恵里子さん「お茶のある風景」の日
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梅雨入り間近の6月6日、昨年もご好評いただいた
椿野恵理子さんのお茶づくりの会「お茶のある風景」を開催しました。

椿野さんが、子どもの頃から、毎年のように続けられてきたお茶づくりを、
参加者の方々にも体験していただきました。

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椿野さんのご実家で摘まれたばかりの青々としたお茶の葉を、
鉄鍋にこんもりと入れ、水を加えながら炒っていきます。
横で教えてくださる椿野さんの「もういいですよ」の声が聞こえたら、
揉み台へと移動。ここで炒ったお茶の葉を手揉みします。

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手のひらの腹の部分をしっかりと使って、お茶の葉を揉みこんでいきます。
揉むほどに香りを増す、すがすがしい葉っぱの匂いが、
キッチンの中をじんわりと満たしてゆきます。
手のひらから感じるお茶の葉の感触も、気持ちいいのです。
お茶の葉のちからによって、手のひらがしっとりします。

じゅうぶんにしんなりとするまで、手で揉みこんだら、
広げた古新聞の上に葉っぱを散らします。
ここから約一週間、新聞紙の上でお茶の葉を乾燥させていきます。
この日の作業はここで終了! 
いったん乾燥させ、翌日また一度揉んだあと、一週間ほど乾かして完成です。

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お茶づくりの後は、椿野家のお茶をいただきながら、お茶のお話をお聞きしました。
お茶受けには、和菓子と漬け物。
こちらの漬け物もまた、椿野家・自家製のもの。
椿野さんは子どもの頃から、
この漬け物にお茶を注いだお茶漬けを 食べて育ったのだそうです。
お茶を飲み、漬け物をぱりぱりと頬張る。
日本人に生まれてよかったなあ、そんな瞬間です。

アノニマ・スタジオのキッチンで乾かされたお茶の葉は、
参加された方々のお手元へと、旅立っていきました。
現在、アノニマ・スタジオで打ち合わせのときにお出ししているお茶は、
椿野さんのイベントのもの。おいしいのです。


 

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