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うたをうたうとき

詩:まど・みちお
絵:渡邉 良重
定価 2420円(本体価格2200円)

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  • ISBN-13: 978-4-87758-830-4
  • 2022年3月上旬発売予定

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うたをうたうとき

詩:まど・みちお
絵:渡邉 良重
定価 2420円(本体価格2200円)
世界はこんなにも美しい
国民的な詩人であるまど・みちおさんのだれの心にも響く詩と、独自の世界観で活躍を続けるデザイナー、渡邉良重さんの絵が生み出す珠玉のコラボレーション。宇宙的な視点を持つまどさんの世界観を再発見し、ことばから広がるアートの力を五感でたのしめる、喜びに溢れた一冊です。
 
◆推薦文
 
「詩と絵がつくる特別な窓」
ある場所の白い壁に、詩と絵がある。それは言葉と絵なんだけど、まるで窓があるみたいだ。その窓からは、遠いところや、いま、ここ、自分のことや、あたりまえのことがどんなにかけがえがないかということが見える。ある小児病棟の壁に、そんな窓がかかっている。まど・みちおという詩人と、渡邉良重というアーティストが創った〈特別の窓(ホスピタルアート)〉。この本に並んでいるのは、その窓たちだ。
松田素子(編集者)

編集者のおすすめポイント

数多くの詩を生み出したまどさんの作品から、独特の世界観で表現をされるグラフィックデザイナー・渡邉良重さんが17篇の詩を選び、インスピレーションを受けて生み出した絵をまとめた、詩と絵の本。おふたりの故郷が同じ山口県周南市ということもあり、どこか共通する原風景を感じる。数々の作家の物語や言葉とコラボレーションする渡邉さんが「とにかく可愛い」と評する圧倒的な力をもつまどさんの詩は、読者の心に真摯に届き、世界と自分の繋がりを自然と感じる。ことばとアートの力を再発見し、ページをめくる余韻に浸る、本ならではの喜びに溢れた作品。子どもから大人まで、声に出して読みたくなり、言葉をこえて感じられる、五感を刺激する一冊です。

著者略歴

まど・みちお

詩人。1909年11月16日、山口県に生まれる。本名は石田道雄。1934年に、まど・みちおのペンネームで雑誌に投稿した童謡が北原白秋に選ばれて特選となる。1936年、「ふたあつ」が作曲、レコード化される。1948年より婦人画報社を経て国民図書刊行会(現チャイルド本社)に勤務。「チャイルドブック」等の編集に携わる。1951年、「ぞうさん」を書き、翌年、団伊玖磨の曲でラジオ放送される。1959年に退社し、詩の創作に専念。1968年に初めて出版した詩集『てんぷらぴりぴり』が野間児童文芸賞を受賞。1992年刊行の『まど・みちお全詩集』で、芸術選奨文部大臣賞、産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞特別賞を受賞。同年に皇后・美智子選訳の『THE ANIMALS』を日米同時出版。1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞、続いて1998年度の朝日賞を受賞。2001年刊行の詩集『うめぼしリモコン』で丸山豊記念現代詩賞、2003年に日本芸術院賞を受賞。詩だけではなく、50代前半に集中的に描いていた絵をまとめた『まど・みちお画集 とおいところ』もある。2014年2月28日に104歳で永眠。

わたなべ よしえ(渡邉良重)

アートディレクター、デザイナー。1961年山口県に生まれる。山口大学卒業。グラフィックデザインを主とするデザイン制作会社・ドラフトを経て、アートディレクターの植原亮輔氏と共に2012年にキギ(KIGI)を設立。グラフィック、テキスタイル、「D-BROS」をはじめとするプロダクトのデザインを手がける。洋服やファッションのブランド「CACUMA」、琵琶湖の職人達と共に陶器を中心とした「KIKOF」などのブランドを立ち上げ、2015年には東京・白金にギャラリー&ショップ「OUR FAVOURITE SHOP」をオープンする。著書に『ブローチ』(文・内田也哉子)や『ジャーニー』(詩・長田弘、ジュエリー・薗部悦子)、『UN DEUX』(文・高山なおみ)、『しんじゅのこ』(文・福永信)、作品集『キギ/KIGI』、マガジン形式の作品集『KIGI_M』シリーズを刊行。2017年、宇都宮美術館にて大規模個展「KIGI WORK & FREE」を開催。東京ADCグランプリ、東京ADC会員賞、第19回亀倉雄策賞など受賞。

収録作品

地球の用事/チョウチョウ/くまさん/どうしていつも/ことり/よかったなあ/ねむり/リンゴ/空気/すいぞくかん/うたを うたうとき/喜んでいるのだろう/一ばんぼし みいつけた/スカートが すき/ゆきの やま/もう すんだとすれば/春
 
●巻末収録『うたをうたうとき』ができるまで(松田素子・編集者)より抜粋
この詩画集誕生のきっかけとなったのは、山口県の病院での、あるプロジェクトでした。それは「ホスピタルアート」と呼ばれているプロジェクト。文字通り「病院(ホスピタル)の中に、アート作品を設置する」というものです。言うまでもなく、アートが直接に病気の治療をするわけではありません。しかし、その力は静かにあたたかく、人の心の奥深くへ沁みこみ、病院という空間の空気そのものを変えていく……そんな力を持っています。スウェーデンで始まったこの試みは、今や世界に波及し、日本でも徐々に広がりを見せているところ。そんな中で、2013年、山口大学医学部附属病院が、病棟の新設にあたって、この「ホスピタルアート」をとりいれることを決定しました。アートを依頼されたのは渡邉良重さん。山口県生まれで山口大学教育学部の卒業生でもあった彼女は、依頼を快諾しただけでなく、その時、ひとつの提案をします。それは「童謡『ぞうさん』で知られる詩人まど・みちおさんの詩をモチーフに絵を制作したい」ということでした。実は、まどさんも山口県生まれ。しかも渡邉さんの生まれ育った地域から近い場所で子ども時代を送った詩人です。まさに願ってもない提案は、その後着々と進み、2019 年3 月、病棟の完成とともに、絵と詩が奏でるハーモニーが多くの人の目を楽しませ、心をなごませることになりました。

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