このローストビーフは脂少なめと脂多めの2種類で試作確認しましたが、レシピ通りの焼き方の場合は、断然後者の方がしっとりジューシーに仕上がります。分量のリブローストに対して、塩小さじ2、粗挽き黒胡椒小さじ3/4で身もだえするほど美味しいローストビーフが出来ました。
切り分けてそのままいただくのはもちろん、焼き汁を使ったグレービーを作るもよし、ホースラディッシュを添えていただくもよし、お好きな方法で召し上がってください。
イギリス人にとっては当たり前過ぎるのか、原書にはロースト後の休ませる時間が明記してありませんでした。焼き立てをすぐ切り分けると肉汁が流れ出てしまうので、目安の休ませる時間を書き添えています。作る際の参考にしてください(部屋の温度にもよりますが、最長30分まで延長できます)。焼いた際に出た脂はp.109のヨークシャープディングに使うと、余すことなく美味しくいただけます。もしローストビーフが残れば、羊飼いのパイに仕立て直すのもお勧めです。これは次回紹介しますね。
焼く前
焼きあがり



<<連載もくじ ごあいさつ>>

読んで、作って、楽しめるメアリー・ポピンズの世界

台所のメアリー・ポピンズ
おはなしとお料理ノート

作:P.L.トラヴァース
絵:メアリー・シェパード
おはなし訳:小宮由
お料理訳:アンダーソン夏代
本体価格1600円(税別)

「メアリー・ポピンズ」という名前を、聞いたことはあるけれど、お話は読んだことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。児童文学の定番であり、多くの読者が世界中にいるシリーズの主人公です。この本には、ファンの方であればより楽しめ、はじめて出会う人には「入門」になるようなお話の世界が1週間分に凝縮されています。そして一番の特徴は、メアリー・ポピンズのお料理ノート。子どもだけで出来る簡単なメニューから、大人もはじめて挑戦するようなイギリスの伝統料理、読むだけでもいろんな想像が膨らむレシピをお楽しみください。


『台所のメアリー・ポピンズ』詳細ページへ>