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水の森

高田裕子
定価 2200円(本体価格2000円)

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  • ISBN-13:978-4-87758-740-6
    294×215×9mm
  • 発売日:2015/9/10

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水の森

高田裕子
定価 2200円(本体価格2000円)
森は、一滴のしずくから生まれる
屋久島で暮らし、実際の風景に想像をまじえた絵画を制作する画家、高田裕子さんの初めての絵本です。緻密で圧倒的に美しい絵、そこからは無数の命や時間を感じます。一滴の雫、広がる波紋、芽吹く植物、根をおおう苔たち・・・・・・目の前で「森」が生まれていきます。

●著者からのコメント
屋久島の森では、
数千年を生きる屋久杉から足下を覆う無数の苔まで、
あらゆるいきものの存在を感じます。
そのなかに混じると、私という存在があまりにちっぽけで、
人生はあっという間なのだと思い知らされるようで、「生きよう」と強く思います。
数千年の、数十年の、数日の、限られた命を、ただ生きようと。
その命を、その美しい違いを、できるだけ丁寧に描きたいと願っています。

編集者のおすすめポイント

屋久島で出合った写真のようなポストカード。その絵は緻密で繊細で、人間が見える以上の想像力を駆使した、観察力の鋭さが素晴らしいものでした。全体の中にささやかな部分ひとつひとつがあってこそ成立する、自然世界のこまやかさが、ふだんの私たちが捉えることのできる範囲を超えて、高田さんの絵には表現されています。完成した世界だけではなく、生まれる瞬間に立ちあいたい。そんな気持ちから生まれた絵本のなかで、ひとつの森が生まれました。一滴の雫からはじまり、100号サイズのキャンバスで、生まれてゆく森の一部や全体を撮影しながら、1日10時間の制作を4ヶ月続けて生まれた、渾身の一冊です。

著者略歴

高田裕子(たかだ ゆうこ)

1977年福井県生まれ。大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース卒業。2001年より画家として活動し、2009年に屋久島へ移住。屋久島の森をモチーフに、自身のイメージをまじえた絵画制作をはじめる。2010年、第14回新生展新生賞受賞。2012年、屋久島・平内に「しずくギャラリー」設立。毎年各地で個展を開催し、新作を発表している。
ホームページ http://www.yukotakada-work.com

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