●2014年7月4日

縁の下の力持ち、倉庫会社「大村紙業」さんの話


いよいよ7月にはいり、2014年もあと半分。
6月までのあいだに、絵本『わたしは樹だ』『おやすみなさい』
沖縄離島の旅ガイド『ていねいに旅する沖縄の島時間』
レシピ本『SPICE CAFEのスパイス料理』『アメリカン・アペタイザー』
5冊の本をアノニマ・スタジオからみなさまにお届けすることができました。
夏から秋にかけても、大人気しかけ絵本の第3弾や、画集のような絵本、
大好評『こころのヨーガ』の続編などが予定されています。

さて、本づくりをしている私たちアノニマ・スタジオは、
なくてはならないパートナーのみなさまに支えられているからこそ、
全国に本をお届けすることができます。
1年の半分という節目を迎えたこの機会に、
その舞台裏を、今日は少しだけご紹介いたします。

日本には書店さんは約14,000店あります。
すべての書店さんと直接お取引をすることは現実的に難しいため
流通は、他の会社さんにお願いすることになります。
「取次」という仕事について、聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、取次会社さんとアノニマ・スタジオの本をやりとりしてくださっている
倉庫会社「大村紙業」さんのご紹介です。

大村紙業さんは、印刷会社さんで印刷されたアノニマ・スタジオの本を
このようにきちんと美しく保管してくださっています。





整然とならんで出番を待っている本たち。
ここから、注文の数に応じて、人の手で集められ、
行き先ごとにわけられ、箱詰めされます。





こんな風に、1冊1冊丁寧に、書店さんへ届けられていきます。



本は、読者のみなさまに届くまでに、本当にたくさんの人の手を借りています。
それは、全国津々浦々にある書店でも、ネット書店でも同じです。

「ことば」というのは、何かしら“よりしろ”がなければ、ひとに届けることはできません。
インターネット、本、動画、録音、あるいは直接耳に入る人の声。
よりしろ=メディアのかたちはさまざまですが、「本」というかたちには
ほかのメディアにはない、「もの」としての魅力があります。
独自の魅力を持っているのは、他のメディアでももちろん同じこと。
インターネットにはインターネットにしかない良さがあります。
本の場合、その魅力をたくさんの人に伝えたい!と思ったときに
「もの」であるがゆえに、届くまでにたくさんの人手を必要とします。
大村紙業さんの、堅実で正確なお仕事があってこそ、
全国の書店さん、取次さんを通じて、みなさんの元へ本が届いているのです。

大村紙業のみなさま、いつも支えて下さって、ありがとうございます。
これからも、書店さま、取次さま、印刷会社さまはじめ、
出版を支えて下さっているみなさまについて、ご紹介していければと思います。


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