春になりました。桜舞う中、
入園、入学のはつらつとした子供たちを
たくさん見かけます。

わが息子は幼稚園に入園です。
お弁当包みや通園バッグなど
手作りで準備するものがたくさんありますね。

好みの布を買ってきても良かったのですが、
我が家には旦那さんからの古着が多々あるので、
お弁当包みと箸袋は、リメイクすることにしました。

丁度、メンズのシャツの背中のあたりが
お弁当包みのサイズにピッタリなのです。





これらの後ろ身頃からお弁当包みを、
袖から箸袋を作りました。



後ろ身頃(背中の部分)から、正方形を取ります。

目分量でも良いのですが、 下記の順で折りたたむとわかりやすいです。

斜め半分に折り、

さらに半分に折ります。

次に縦半分に折り、

鋭角になった部分を半分に折ります。

ここで、二等辺三角形の部分を切り離し、 広げて見ると、

最大の正方形が取れます。
広げたあと微調整をしてください。
その後、アイロンをあてて端を三つ折りにし、 周囲を縫えばできあがりです。





白、水色、紫、ピンク、緑は旦那さんのシャツ、
赤のチェックは旦那さんのパジャマ、
青のチェックは私の弟のシャツ、
赤の無地は私の父のシャツから作ったもので、
いずれもメンズのLサイズ相当です。


次に、袖から箸袋を作りました。
袖は開いてみると幅があり、
子供用の箸袋なら、丁度良いサイズのものが出来ます。

両袖から、直角二等辺三角形を取ります。


二枚を中表に合わせ、 直角の部分に好みの紐を挟み、 返し口を5センチほど残して、 周囲を縫います。

写真は、周囲を縫ってひっくり返したのち、 アイロンをかけて整えたところです。

返し口は、おもちゃの笛を指してあるところ、 左側から3~5センチあたりに取ります。
左側から1/3ほどを右に倒します。
この時、開いたままになっている返し口を 押さえるようにして底辺を縫えば、できあがり。
ここが箸の先やフォークの先を入れる袋となります。
紫色の紐は、ハギレを細長く縫って代用したもの、 緑色の紐は、Tシャツ生地を利用したものです。
Tシャツのように伸びる生地を 1㎝~1.5㎝ほどの幅に裁断してひっぱると、 くるりと丸まって、華奢ながら紐の代わりになります。
これはとても簡単なのでおすすめですよ。
箸袋もたくさんできました。
古着を活用できて嬉しいです。



古着でも、好きで買った洋服ですから、
素敵な生地のものも多いと思います。

お弁当包みや箸袋は
枚数があると助かるものです。
簡単にできますので、
ぜひ作ってみてくださいね。





たのしい手づくり子そだて
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良原リエ
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