BOOK MARKET ー本当に面白い本だけを集めた本のお祭りー  第15回 BOOK MARKET 2025 出展社紹介:クルミド出版

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クルミド出版

 クルミド出版はカフェから始まりました。
 お客さんとの出会いから、その人の中に眠る表現の種を受け止め、関係性に根差した本づくりをしています。10年間で約10冊。最短距離を目指さず、かけるべき時間や手間ひまをちゃんとかける、がモットーです。出来上がった本は、手渡しの延長のように、店から、仲間から、関係性の橋を渡り、カフェの営業と相乗効果を生み出していっています。

https://www.kurumed-publishing.jp/


おすすめの本



『大きなシステムと小さなファンタジー』
影山知明 著

「あなたの雇い主は、実はシステムなのだ。」
システムの力が強くなると、あなたが、時間が、関係性が、ことばが、手段になる。
すべてが利用価値ではかられるようになる。現代の生きづらさの原因はここにある。
あなたがあなたであることから、それを互いに受け止め合うことから、やり直せないか。
クルミドコーヒーで、ぶんじ寮で、国分寺で。
何かとたたかうのではなく、何かを変えようとするのではなく、軽やかに、遊ぶように、「もう一つの道」を切り拓いてきた著者による、実践の記録。未来への展望。種が土と出会い、芽を出し、やがて木へと育つように。一本の木が、まわりのいのちと関わりながら生態系を育み、やがて森へと育つように。
解き放とう、あなた自身を。「一つ一つのいのちが大切にされる社会」はもう、すぐそこにある。


『うさぎのクーモ』
内木場映子 原案・絵/村野美優 文

全編<銅版画>による絵本です。
銅版画ならではの表現技法が、見えるものも見えないものも写し取り、時空を超えたような不思議な感覚へと読者を誘います。みづきと、しろうさぎのクーモと、ムクゲの花と。愛するもの──「いちばんのなかよし」を失った者たちによって紡がれる、めぐるいのちへの希望の物語。



『カフェから時代は創られる』
飯田美樹 著

20世紀初頭、パリ。カフェは、異端者たちの避難所だった。
ピカソ、ヘミングウェイ、サルトル、ボーヴォワール……。
政治、文学、哲学、絵画、あらゆる領域で、それまでの枠組みに収まらない、新しい感性をたぎらせる者たち。ただしそうした時代を先取りした「異端者」たちへの、社会からの風当たりもまた強かった。そんな彼らが希求した場こそパリのカフェだった。彼らの求める自由が、そこにはあったからだ。
カフェをつくる者、カフェに通う者、カフェを愛するすべての者たちへ、100年前のパリから贈られるメッセージ。


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