港の人

港の人は、鎌倉にある出版社です。詩集、歌集、句集、エッセイなど文芸の本、そして日本語学や児童文化等の学術書を刊行しています。ことばとの思いがけない出合いを誘い、より深くことばを味わえる、そんな本づくりを目指しています。
http://www.minatonohito.jp





おすすめの本




『かまくらパン』
港の人では地元、鎌倉にゆかりのある本も多く出しています。今年出したこの本は、自分たちでこねて焼いているパン屋さん、地元の人に愛されているお店を集めて紹介しています。鎌倉ガイドブックとしても役立てていただけると思いますが、山にも海にも近く、おだやかな時間が流れる鎌倉暮らしの雰囲気を感じていただけたらと思っています。



『山田航第二句集 水に沈む羊』
ポスト穂村弘とも言われている山田航さんは、若手実力派の歌人。エッセイや批評、そして回文もこなす才人です。従来の歌集のイメージをくつがえすようなポップなデザインは、短歌になじみのない若い人にも気軽に手に取ってほしいから。歌が読者のみなさんの目に飛びこみ、心に響いていくときのことを、一生懸命考えました。鋭くて切なくて励まされる、青春の歌集。一昨年に出版した、こちらも若手の俳人、佐藤文香さんの恋愛の句集とご一緒にどうぞ。




『僕は、太陽をのむ』
数々の本の装幀画、北九州の情報誌「雲のうえ」などでも活躍する画家、牧野伊三夫さんのエッセイ集。飾り気のない平易な文章から、牧野さんが大切にする人の心の優しさとあたたかさ、そして絵にたいするひたむきな思いが伝わってきます。 これは「四月と十月文庫」の6巻目になります。アートディレクターの有山達也さん、絵本画家のミロコマチコさんなど、注目のタイトルをそろえ好評をいただいているシリーズです。