今月の新刊『おやすみなさい』、ご覧いただけましたでしょうか。
読んでからのお楽しみは残しつつ、
なかなか直接手に取ってご覧いただけない方のために、
絵本の内容をくわしくご紹介させてください。
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夜眠る前のひとときにぴったりのお話なので、
薄暗い中（ベッドや布団の中）で読まれることが多いと思います。
そんなときに文字が読みにくい、見えずらいということ、
結構ありますよね。
この絵本では、夜の藍色を背景に白抜きの文字。
薄暗い中でとても読みやすいです。
（オレンジ色の動物も子どもが見つけやすい！）
そして、リスの親子からはじまって、
それぞれのページに登場する、動物の親子たち。
シカ、カエル、キツネ、鳥・・・・・・
子どもを寝かせる親子につながる伏線が
それぞれのページにあります。
ストーリーには動物のことは出てこないので、
文章を読んでいる大人よりも、
絵を見て、絵を読んでいる子どものほうが気づくかもしれません。
あとは、ページをめくるごとに深まる夜の色。
これは薄暗い中では気づかないくらいの変化です。
ページをめくるごとに、森の夜の時間は刻々と深まっている。
そんな「時間」を感じられるので、明るいところでも
じっくり、ゆっくり読んでみてくださいね。
絵本ナビでも、編集長が「みどころ」をていねいに
ご紹介くださっています。こちらもぜひご覧下さい。
