息子の服のほとんどを手づくりしています。
と書いてしまうと、びっくりされるかもしれませんが、
そのほとんどが古着を使ったリメイクなので元手がかからず、
お財布に優しく、かつ、なるべく元の縫い目を利用しているので
手間もかからずの簡単ソーイングです。

古着は、夫や私の好きだけれどもう着ない服、
実家や祖父母宅で見向きもされなくなっていた
じいじやばあば、ひいじいじやひいばあばの服の中から、
素敵だなと思う生地や、作りの良いものを取っておき、
リメイクしています。




一番のお気に入りはデニムパンツのリメイク。
写真は夫が気に入って10年は履いたと思われるデニムからつくりました。

デニムはぴったりしたサイズになると脱ぎ着がしにくいので、
手持ちのズボンでサイズを確認したあと、
裾幅、ウエスト幅にゆとりを持ってカットしました。
股下側をカットすることで、脇の赤耳を活かすことができます。

また、長く履いて欲しいので、
裾は長めにし、三つ折りにして仮止めしました。
1歳半から履き始め、2歳半になる頃、
二つ折りに直しました。

ウエストは、ゴムを入れてギャザーにするだけの簡単なものですが、
デニムでは生地が固すぎるので、別布を縫い付けてつくっています。

作り方はイラストをご参照くださいね。




先に作ったデニムにはポケットがなかったので、
私のペインターパンツ型のデニムを利用して、もう1枚つくりました。
太もも辺りにあったポケットを利用したので、
裁断場所と別布のつけ方が少々違いますが、つくり方は一緒です。

デニムは生地が固いので、ミシンで縫うのが一番ですが、
薄い生地のパンツをリメイクするなら、手縫いでも作れます。
また薄い生地なら、ウエスト部分に別布を付けずに、
三つ折りしてゴムを通すだけでできます。

リメイクの良いところは、
もともともう着なくなった服だから、
汚れようが破れようが全く気にならないこと、
元手がかからない分、縫製に少々失敗しても、まあいいやと思えること、
そして何より、家族のものを受け継ぐことができること。

少々、縫い目が粗くても問題ないと思います。
私の作ったものも、洋裁のプロではないので、
近くでお見せするのは恥ずかしいほどの仕上がりです。

それでも、息子は目の前で仕上げられていく服を
いつも心待ちにしてくれますし、
できあがった服をとても嬉しそうに着てくれます。

私自身も、小さな頃、母が自身のワンピースを二つに裁断して、
妹と私の二枚のワンピースにリメイクしてくれたことがありました。
そのときの驚きと嬉しさは、今も鮮やかな記憶として残っています。
母が着ていた服が自分の服になったというのも、
少し大人になったような、母がいつも側に居てくれるような
他にはない、特別な感覚がありました。

お母さんの手から生まれる服は、きっと
お子さんの心に素敵な思い出として残ると思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。


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