植えっぱなし果樹

09 ヤマモモとユスラウメ




ヤマモモの木
実りはじめたヤマモモ
食べ頃
ユスラウメの花
ユスラウメの実
庭の木になる実の
もぎたてを食べたい!

という夢を叶えるため、
次に植えたのは、ヤマモモの木でした。

お店で売られている果物の他にも、
食べられる実はたくさんあります。

その実が甘くて美味しくて、
収穫してからもしばらくは傷まず、
輸送に耐えうるものが
市場では売られています。

さほど甘くなかったり、
熟れるとすぐに潰れてしまうような実を、
流通に乗せるのは難しいですものね。

だったら、売られることのない、
自分の庭にあるからこそ食べられる実を育てたいと考え、
ヤマモモを植えることにしました。

桑(マルベリー)の木やグミの木も捨てがたかったのですが、
ちょうど人通りのある道から
我が家を覗き込めるスペースに空きがあり、
目隠しになればと常緑樹(秋になっても葉が落ちず、
1年中緑の葉をつけている木のこと)の
ヤマモモに決めました。


さて、ヤマモモは雄木と雌木があり、
二つが揃わないと実がならないようですが、
雄木の花粉はなんと数キロほども飛ぶのだそうです。

ご近所にはたわわに実をつけているヤマモモの木があるので、
きっと花粉はやってくるだろうと踏み、
雌木だけを植えました。

すでにある程度育った、
1メートル半ほどのものを購入して、植えました。
植えてから2年目に、実をつけてくれました。

小さなツブツブの集合体のような
愛敬のある形!
初めて食べてみるその味は、
甘酸っぱくて、素朴さいっぱい。

ほんのりとした甘さで美味しいけれど、
ああ、これは売れないなとも思いました。
でも、不思議と懐かしさがあって
毎年、我が家の庭になってくれたら、
嬉しいなと思える味でした。











お店には売ってないけれど、
庭になってくれたら嬉しい実は、
他にもたくさんあるのですが、
ユスラウメもおすすめのひとつです。

まだ春だなんて言えない頃の早春、
誰よりも早く花をつけ、
桜よりもずっと早く、
桜のような花をつけます。

花の後にぷっくり膨らんでくる実も
すこぶるかわいいのです。
ベビーピンクの顔は、次第にルビー色に染まっていきます。
真っ赤になれば食べ頃です。

ヤマモモはとても大きくなる木ですが、
ユスラウメはとても小さな木。
しかしながらたくさんの実をつけます。
鉢でも簡単に育てられるので、
ベランダガーデニングにもおすすめですよ。

お店には売っていない、
自分だけの特別な実。
かわいい実がなってくれたなら
楽しさ倍増ですね。

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