<<連載もくじ はじめに>>

キャンプでのトラブル対処術


 「キャンプ」というのは、ある意味「大変な目に自ら遭いに行く」ようなものと言っていい。わざわざ野外に出て行って原始的な生活をしようというのだから、そこに快適性を求めるということ自体が、そもそも矛盾している。
 ぼく自身キャンプで大変な目にあったことなど、数えきれない。寒さで夜寝付けなかったことや、大雨がテント内に侵入してきて寝袋までぐっしょり濡れてしまったこと、食料のほとんどが増水した川に流されてしまったこと、生煮えのカレーを食べるしかなかったことなど、それこそ枚挙にいとまがない。こういったことは経験してナンボだと思うのだが、そうは言ってもより快適に過ごしたい、というのが人情というもの。今回は「キャンプで遭遇する三大トラブル」の解決法をお伝えしたいと思う。少しでもみなさんの快適キャンプにお役に立てれば嬉しい。




竹本大輔(たけもと・だいすけ)

1973年生まれ。大阪市阿倍野区西田辺町で生まれ育つ。幼少の頃は「三度の飯よりも昆虫好き」。山に川に海に出かけては、捕虫網を振り回している子ども。小5の時に、友だちとふたりで出かけた山中での初めての野宿に感動、それ以来キャンプは生活の一部になる。大学生の時は、YMCAでキャンプリーダーとして子どもたちとのキャンプに明け暮れ、現在は自分の家族や友人とキャンプという、今も昔も変わらない趣味。現在は愛知県名古屋市在住。妻と子ども3人(小5女の子、小2男の子、2歳女の子)の5人家族。「付き合ってあげよっか」というノリで私の趣味に付き合ってくれる理解ある家族。
 仕事は、冷温水機能のついたウォーターサーバーと天然水ボトルを宅配する会社。ブランド名は「アクアセレクト」。三重県の伊勢神宮ゆかりの天然水を届けている。ウォーターサーバーの宅配を通じて「田舎と都会を結ぶ架け橋」をスローガンに、都市部のお客様を採水地である田舎部へお連れするということも年間を通し行っている。その中でたくさんのご家族と天然水の採水地を訪れ、「自然に親しむということとはどういうことなんだろう」と別の視点からも考えるように。
 春は野草観察、山菜採り、家庭菜園。梅雨になれば梅干し、梅酒つくり、そしてカブトムシ捕り。夏には、夜の川に潜りウナギ捕り。海に出てはカヤックやヨット。秋には木の実を探し歩き、登山を楽しむ。冬には雪山登山やスキー。まだまだ子どもが一緒に楽しめないものもあるが、一年を通してアウトドアライフを楽しんでいる。



<<連載もくじ はじめに>>