5月23日

この日、アノニマ・スタジオでは、
朝から野菜の煮えるいいにおいがしていました。
記念すべき週末食堂の第一回目に腕をふるってくださったのは、
あの万人の舌をもとろかす「手作りバタースカッチ」でおなじみの
内田真美さん。

ランチ
スターターは、とろとろに煮込んだ春キャベツのポタージュ。
深いボウルにたっぷり盛られて、これだけでもお腹いっぱいに。
焼きたてのバジル入り豆乳のクイックブレッドとともにテーブルへ。
心も満たされるおいしさです。

お昼のメインは、ウォッシュチーズとくるみのオムレツ。
内田真美さんと中川ちえさんとのふたり雑誌
『寒い日の歓び』掲載のレシピです。
たまご、チーズ、くるみ、ディル。
もう、言うことなしのラインナップだと思いませんか?
この日、内田さんが使ったのは
「ポン・レヴェック」というウォッシュチーズでした。

焼き上がったオムレツがプレートに盛りつけられます。
な、なんと大胆にフライパンの1/4が一人前。
手前のこんもりとしたオレンジ色のサラダは
キャロット・ラペという名前。
にんじんの甘みと香りが口の中にひろがって、
その味はまるでオレンジのよう。
手前左は、宅配野菜SKIP(なくなってしまったのがとても残念)の
永田農法を確立された永田さん自らが栽培した玉ねぎに
ひよこ豆をあわせた、これまた贅沢なサラダ。
右奥は、いんげんの緑とかぶの白が目にもおいしいしゃきしゃきサラダ。

デザートははちみつのブラン・マンジェにレモンの
アングレーズソースがけ。
初夏の趣たっぷりのさわやかなお味。
ふるふるとやわらかいブラン・マンジェがのどをつるんとすべります。

本日のランチはこれだけではありません。
なんと、食後には『おいしいコーヒーをいれるために』の
中川ちえさんがほんとうにおいしいコーヒーをいれてくださいました。
コーヒーのほかにも
紅茶、カモミールティーなどご用意していたのですが、
みなさんご注文は当然コーヒー、でした。

お茶
13時にてランチ終了。
お客様がお帰りになったあとは、ひと息つくひまもなくお茶の時間です。
お茶菓子はサワークリームビスケット。
『緑のにおいがしている?』にものっている
このサワークリームビスケットは
誰でも失敗なくおいしく作れるんですよ(アノニマ・スタッフ実証済)。
お客さま全員に焼きたてのビスケットをお出しするため、
内田さんは何度も生地をこねては焼き上げます。
あつあつの焼きたてにサワークリームとジャムをおとせば
(そのままでもとてもおいしいのですけれど)、
ついついいくつでも食べられてしまいます。

ディナー
近所の公園から夕やけこやけが流れ出すころ、
キッチンからは、お肉の焼けるいいにおい。
さっきまかないを食べたばかりなのに、
なんだかもうお腹がすいてきたような気持ちになります。
においの正体は、本日のディナーのメインディッシュ、
春野菜とプティ・サレの煮込み。
0523_2

ハーブと砂糖、塩で漬けた豚バラにフライパンで焼きを入れたら、
大寸胴鍋に春野菜とともにつめこんでいきます。
お肉と野菜は交互に。
最後に、キャベツが一番上になるようにかぶせてふたをします。
このキャベツのみずみずしいこと。
包丁をいれるとぱあんといい音がしていました。
実はこのお料理、水をいっさい加えないのです。
野菜の水分と少々の白ワインだけで蒸し煮にしていきます。
何時間もかけてことこと、と。

ディナーのお客さまも集まりはじめ、
キッチンは、スターターの盛りつけ中。
これまた、彩りあざやかな野菜がこんもりと皿に盛られます。
ランチでもご紹介したキャロット・ラペ、
ひよこ豆と永田さんの玉ねぎのサラダ、なすとペコリーノの和え物、
グリーンレンティル(レンズ豆)のサラダ。
そして、タブレです。
タブレとは北アフリカの小さなパスタ、クスクスをつかったサラダ。
北アフリカからの移民の多いフランスで日常的に食されています。
まるごと煎ったクミンシードとあわせてさっぱりした深い味わいに。

本日のメインディッシュ、春野菜とプティ・サレの煮込みも
そろそろいい具合に。
高さ25センチもの寸胴からはみでそうだったキャベツは
くったりとろとろ。
1/3ほどの量になっています。
新じゃがは肉のうまみをたっぷり吸ってねっとりとした食感に。
タイムとローリエが香って、ついついスプーンがすすみます。

皆さんが、豚のうまみがじっくりしみこんだ春野菜に
舌鼓を打っているころ、
キッチンではデザートの準備が始まっていました。

0523_3ディナーのデザートは、
チョコレートたっぷりのテリーヌ・オ・ショコラ。
仕上げには、ラズベリーのジュレ、はちみつ、シナモンを添えて。
このデザート、なんと幾通りもの食べ方があるのです。
まずは、シンプルにチョコレートの苦みとコクを味わって。
ラズベリーのジュレとともに口にほおりこめば、
チョコレートのまろやかさとベリーの酸味がまたよい相性。
シナモンを少しつければ、ちょっとシックな大人の味。
はちみつで食べれば、やわらかいあたりのかわいらしい味。
組み合わせしだいでどこまでも楽しめます。
気がついたらお皿はからっぽ。

ヴォリュームたっぷりのごはんでお腹がいっぱいになったら、
食後のおたのしみは、きりっとほろ苦いコーヒー。
ディナータイムには、中川ワニさんがコーヒーをいれてくださいました。
ワニさんがいれると、
コーヒーの粉が信じられないくらいこんもりふくらみます。
とろりとした香りの強いコーヒーをゆっくりと味わえば、
おなかもこころも大満足。

次回の週末食堂はいよいよ今週6月26日(土)です。
お料理は、1回目につづき内田真美さん。
7月にも同じく内田さんの週末食堂を予定しています。
今回申し込みに間に合わなかったかたは、ぜひ次回にどうぞ。
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